メゾン文庫<br> 僕らに月は見えなくていい

個数:1
紙書籍版価格
¥693
  • 電子書籍
  • Reader

メゾン文庫
僕らに月は見えなくていい

  • ISBN:9784758092234

ファイル: /

内容説明

バーで出会った兼業小説家・高崎に惹かれ恋に落ちた藍。酒に酔った高崎の言葉を「これは運命の恋」と信じ、彼と同居をはじめる藍だが、高崎という男は多くの女に言い寄られそれを優しく受け入れても、決して女を幸せにすることができない――そういう男だった。しかしそんな高崎も戸惑わせる藍の無垢な愛情は、いつからか止まっていた高崎の筆を進める格好の題材となっていき……。櫻いいよが“恋”を知らない男と女の“愛”を描く、年の差恋愛ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なみ

13
イケオジ高崎とロマンチストな藍の、どこか歪な、だけど確かな愛の話。タイトルがすごく好き。 相手を想うことが愛だとしても、愛し合っている二人が上手くいくとは限らなくて──。 あとどうしてもこれだけは言っておきたいんですけど、表紙イラストの手の甲が最高。2019/11/12

そら

12
大分前に表紙に惹かれて買った本です。人を選ぶなあと思いましたが、よかったです。この2人には幸せになってもらいたいかな。2022/10/23

めぐ

9
BARで出会った女グセの悪いナイスミドルといつも重すぎると言われて振られる若い女の拗れまくった愛を描いた作品。ヒロイン藍さんの家庭環境、特殊な事のように書いてあるけど欧米ではごく普通なので、彼女は国際恋愛向きだったと思うが、だいぶ変人だしやはり一筋縄ではいかなかったかな。変人と常識人の組み合わせの恋愛小説はありがちだが、男女ともクセが強いとなかなか展開が読めず面白い。先が見えなさすぎて暗礁に乗り上げた感もあるが。この著者には青春小説のイメージしかなかったので、こんな大人な話も書いていたのかと意外性があった2022/08/16

みやち🐹

5
私にとっては少々重すぎる愛の話でした。最後の手紙を先に読むことで最初の出会いから読みやすくなりました。読み方としては邪道ですが、2人の再会を楽しみにできるまでになったのでよかったです。愛し合うにはまだ早く、恋をするにもまだ早かった2人。恋だって愛だっていつから始めても遅くはないんだよと、そう願います。しかし最高の告白ですよね。名言をさらに曲げて解釈してくるという。言葉の使い方が上手だなあ。でも重かった…。2020/07/07

アキナ

4
表紙のイケおじで買ってしまうやつ。手が性癖の人は買っちゃう。人を本気で愛することが出来ない高崎と、重たすぎる愛を提供してしまう藍のお話。仲良し夫婦でも不幸な子供が育ってしまうんだなぁと寂しくなりました。高崎の同僚女たちがとってもクソでイライラしますが、お話の展開としてはとても楽しかったです。2020/02/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14540842
  • ご注意事項

最近チェックした商品