ホモ・デジタリスの時代:AIと戦うための(革命の)哲学

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ホモ・デジタリスの時代:AIと戦うための(革命の)哲学

  • 著者名:ダニエル・コーエン【著】/林昌宏【訳】
  • 価格 ¥2,178(本体¥1,980)
  • 白水社(2019/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784560097212

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内容説明

刊行されるや、黄色いベスト運動に揺れるフランスにおいてAmazonの経済エッセイ部門で第1位獲得!
フランスを代表する経済学者が、1968年5月革命以後の「世界史の構造」を総括! 新たな人文知のため、デジタル社会における「経済成長」の真実に迫る。
68年の学生運動は何だったのか、70年代に左派が過激化したのはなぜか。工業化社会からサービス社会に移行した80年代の保守革命を経て、90年代のIT革命により実現された21世紀のソーシャル・ネットワーク──SNSが「68年」の理想を体現しつつ社会を分断するのはなぜか。
アーレントが分析したナチス台頭時の群衆と現在の大衆を弁別した上で、著者は、リベラル左派エリート層にも「労働のない労働者の社会」にも警鐘を鳴らす。
ポピュリストはなぜ台頭するのか、GAFAとはどう付き合うべきか。AI革命で人間の仕事はどうなる?
マルクスをはじめフーラスティエやクルーグマンやセンら経済学者、ラカンやドゥルーズ=ガタリら思想家のみならず、『ホモ・デウス』、ネットフリックスや2ちゃんねるまで目配りよく援用し、iPhone世代の将来を左右する問題を考察。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジコボー

6
なぜ大衆は右派を支持するのか?大衆の敵は左派エリートの超自我。能力主義が貧弱への非難叱責と感じるのだそう。/時代は巡ります。個人から全体へ、そして個人から全体へ。大衆化を終えた社会は個人主義へと流れ、SNSなどにより臨界点までいくと今度はコミュニティを求めるようになります。これが新たな全体主義につながるのだと思います。/AI進歩はホワイトカラー、ブルーカラー全域の業務を賄うようになります。AIによるディストピアの一例として、一部のエリートがAIに指示を出し、そのAIに従い業務を行うという超格差社会。2020/01/05

まいこ

3
ミレニアル世代は自分の生活に他者は興味を持つはずと考えSNSで居場所を作ろうと頑張るうちに従属関係に陥り幸福度を下げている?iPhone世代は成人後も実家にいて親から援助を受けながら家族ラブで過ごす。スマホでは会話も相手もスクロールし同時並行で複数の体験をする。規模の経済が働くデジタルな産業で働く人は勝ち組だけど雇用は減っていき、F2Fの対人サービスは雇用は守られるけれど、賃金は低くなっていく一方な近未来2020/04/27

takao

2
ふむ2020/01/28

ameri

0
経済的な観点からみた未来予測と警鐘。 アンデシュハンセンのスマホ脳とかに近しいものを感じる。 自分が生きている間にこれが来るのだろうか…?2023/05/17

fiddler05

0
情報技術の進化が一層進む中、ホモ・サピエンスならぬホモ・デジタリストとして生まれ変わった人類が今後どのような進化を遂げるかを俯瞰した解説書。わからないところは読み飛ばしながら読了。まあ、おもしい本ですよ。2021/12/31

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