文春文庫<br> あしたの君へ

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紙書籍版価格 ¥704
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文春文庫
あしたの君へ

  • 著者名:柚月裕子【著】
  • 価格 ¥700(本体¥637)
  • 文藝春秋(2019/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167913779

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内容説明

寄り添う事で、人の人生は変えられるのか――
家庭裁判所調査官見習いの若者の奮闘を描く感動作!

家庭裁判所調査官として研修の間、九州の福森家裁に配属された望月大地。
そこでは窃盗を犯した少女、ストーカー事案で逮捕された高校生や親権を争う夫婦とその息子など、心を開かない相談者たちを相手に、懊悩する日々を送ることに……。
大地はそれぞれの真実に辿り着き、一人前の家裁調査官となれるのか!?

解説・益田浄子(家庭裁判所調査官)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuko Ohta

166
こういう仕事なのですね、家庭裁判所調査官。その見習いは調査官補で、上司から“カンポちゃん”と呼ばれる面々のうちのひとりが主人公。窃盗やストーキングで捕まった少年少女、精神的苦痛を訴えて夫と別れたい妻、親権を争う夫婦などなど。タイトルの「あしたの君」とは、子どものみならず大人も、そして主人公らカンポたちのことも含んでいるのでしょう。処分は適当に決めてもたぶん通る。でもそれが明日の君の、そして自分の在り方に関わる。「人に迷惑をかけることと、人に頼ることは違う」という一文がじんわりと沁みる。頼ってもいいんだよ。2021/09/04

ゴルフ72

160
柚木作品久しぶり! まさしく明日の君たちへはそれぞれの問題を抱え、苦悩する人達や周りの人に家庭裁判所調査官補 望月大地から真実に辿り着き、そして新しい道標と自らを成長する物語だ。2019/12/04

matsu04

159
若くて生真面目な家裁調査官補の成長物語。うーむ、これは良い。いかにも著者らしい作品だ。一所懸命な若者の姿に心を打たれる。まあ実際にはこの仕事、そんな甘いものではないとは思うのだけれど。2020/03/01

おしゃべりメガネ

145
ハードカバーで読んで五年ぶりの再読です。最初に読んだトキもなかなか感動したのを覚えてましたが、今回もやっぱり&しっかりと感動しました。主人公「大地」のお仕事は家庭裁判所調査官補。そんな彼が関わる五つの案件はどれもちょっと複雑な内容で、一筋縄ではいかなそうです。そんな中でもやはり親権を争う夫婦の話が涙なしには読めませんでした。他にはとある理由で窃盗を犯した少女の謎をとく話も、決して小説だからの話ではないだろうなと。タイプの違う女性上司二人のキャラがとても印象的で、主人公の成長のフォローに大きく影響してます。2021/09/11

akiᵕ̈*

133
あまり馴染みのない家庭調査官の物語。家裁が舞台となり、窃盗、ストーカー、親権争いなどの比較的身近な案件を、まだ見習い期間中の22歳の大地が対象者と向き合い、自分の不甲斐なさに葛藤しながらも仲間と共に成長していく様は、それでいいんだよぉ〜!と母の様な気持ちで温かく見守ってあげたい気持ちになりました。幼い子供たちが抱える苦しみは実に切実で、話を聞いていく中で“しっくりこない”ことや“違和感”をやり過ごす事なく、粘り強く調査を進めていく姿勢には、これから大地が歩んでいくであろう家庭調査官に希望が持てる。2020/01/14

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