コミックエッセイの森<br> 壊れた家族で生きてきた

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コミックエッセイの森
壊れた家族で生きてきた

  • ISBN:9784781618357

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内容説明

父の不倫、離婚。母のアル中、育児放棄。弟の失踪、そして私の自殺未遂。
それでも、人生は続く……


どこにでもあるような一家だったのに。

北海道の中華料理屋を営む家庭に生まれ育った少女・うみみ。絵を描くことが大好き。ちょっと怖いお姉ちゃんと、甘えん坊の弟が大好き。不器用な父と、やさしい母が大好き。そんな普通の家庭がある日、崩壊する……。

著者自身の半生を赤裸々に描いた、「絶望と生き直し」のコミックエッセイ。

【目次】
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
第11章
第12章
第13章
第14章
第15章
第16章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

52
【語る。聴く。そこに癒しが生まれる】著者自身の半生を赤裸々に描いた、題名が切ない「自分語り」のコミックエッセイ。北海道の中華料理屋を営む家庭に生まれ育った少女。絵を描くことが大好き。ちょっと怖いお姉ちゃんと、甘えん坊の弟。頑固で仕事一筋の父と、美人で控え目だが優しい母。こんな家族が大好きでした、と。……だが、平和だと思っていた家庭がある日、崩壊する――。父が不倫し、離婚。そして、母はストレスで酒に溺れてゆく。とうとう母は精神科に強制入院に。入退院を繰り返して、何とか良い方向に変わった、と思っていたのに……2023/01/29

シャコタンブルー

35
北海道の中華料理店を営む両親と3人の子供達。絵に書いたような幸せ家族だと思えたが・・両親の離婚、母親のアル中、姉からのいじめ、弟の失踪等、次から次へと問題が起きてしまう。これが作者の実体験だから凄まじい。そして作者自身も鬱になってしまい自殺を試みる。残酷で悲惨な話のオンパレードだが、傷つきながらも周りの愛に助けられ、そして両親や姉、弟からも愛されていたことにも気づき、再生していく。「どうか今苦しい人も あきらめず 自分の人生を生きてみてほしい」多くの人にこのメッセージが伝わって欲しい。2019/12/11

たまきら

34
親の離婚。暴力をふるう異母姉、アル中の母親、弟の自殺…。彼女の混乱が伝わってくる辛い時期のこれでもか、というような負の連鎖の描写に言葉が出ませんでした。彼女が父親に叫ぶように自分の気持ちを伝える部分は、同じような思いをしている人たちへの素晴らしい表現だと思います。残った弟さん、お子さん、結婚したお相手さん…みなさんお幸せに。2022/01/30

ごへいもち

28
泣きそうになった。よく耐えたね…。追記:壊れた家族からの連想。林真須美@カレー事件の娘さんと孫娘さんの事件を知って、カレー事件の後の子供たちを収容した施設の職員のいじめを知り胸が痛い、よく言われることだけど子供には罪が無いのに。娘さんたちも今までよく耐えたね…合掌2021/06/12

言いたい放題

5
すごくエネルギーを要する本です。習い事に行けたり結婚式を挙げられたりなんでこんなにお金があるのか不思議。子どもを二人も産めてしまうことに嫌悪感を抱いてしまうのはどういう訳だろう。2020/05/27

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