内容説明
1990年初め日本にも紹介された「環境倫理学」。実際の環境政策に応用できない、実行不能な「環境倫理学」を批判し、プラグマティズムの哲学を融合させた本論集『環境プラグマティズム』から「環境倫理学〈2.0〉」は始まった。その基本文献がついに邦訳なる。「環境倫理学〈3.0〉」を展望するうえでも必読の書となるだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Iwata Kentaro
2
「あの」問題があったので衝動買い。環境問題は人間問題なので、二元論でも多元論でもない。と思っていますが、本書は役に立つのかな。役に立たねばプラグマティズムにあらずだが。2019/10/23
Go Extreme
1
プラグマティズムと環境思想 プラグマティズムはどのように環境倫理学であるのか 文化としての自然 ミードのコスモロジーにおける環境保護にかかわる価値 レオポルドの土地理論の一貫性 統合か還元かー環境価値2つのアプローチ 原初段階にある環境倫理学 政治的エコロジーにおける共存主義 プラグマティズムと政策 定義のためのプラグマティックなアプローチ 自然資源管理に対するアプローチ 自然の法対尊敬の法 環境倫理学を紛争管理の方法として教える 内的価値を超えて 内的価値を求めて 環境プラグマティズムは哲学かメタ哲学か2021/01/30