内容説明
●内容紹介
中西進、かく語りき。書籍として、はじめて「令和」「天皇」「万葉集」を真っ向から論じた、「令和論」の大本命、ついに登場!この人だけが語りうる「真実」がある!
(おもな論点)
1=「元号」というものは、どういうものなのか。
2=なぜ新しい元号は、「万葉集」から取られたのか。
3=令和のもとになった「梅花の宴」とはどういうものか。
4=われわれは「令和」の心を、どう生きるか。
5=『万葉集』の力とはなにか。
6=「天皇と和歌」について
(目次構成)第一章=『万葉集』と令和/第二章=令月和風の力/第三章=天皇と和歌/第四章=万葉力
●著者の言葉
「平成の陛下が一年ほど前に退位を示唆されてあれよあれよという間に改元が実現し、来る十月には即位の儀も行われることになった。日本国憲法を読んだことのある人なら、これほどに天皇陛下が主導権を握って時代を動かすことができるとは、誰一人思わなかったのではないか。わたしには、みごとな新時代の誕生と思える。しかもそれは国政の変更ではない。国政よりさらに重い大事な文化の様式の、変革であることに、わたしは驚いたのである」(『はじめに』より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
6
「令和」考案者、中西進氏の最新刊。なぜ「令和」を考えたのか、なぜ万葉集からなのか、そもそも万葉集とは…そのようなことが語られている。「令和」の由来と中西進氏の考え方を一気に知ろうと思えば、とりあえずこの本を読むのが良いだろうと感じた。これまで万葉集に殆ど触れたことは無くても、いかに万葉集が庶民的でもあり、古びず味わい深いものであるかを中西氏が教えてくれる。難解な歌もあったが読んでよかった。2019/12/27
れいまん
1
中西先生の令和の意味。日本で万葉集の泰斗で第一人者の一つ一つの言葉にインスパイアされて、知的興奮を覚えます。日本人にとって自然と言うものは哲学。「優しい」とは「恥ずかしい」という感情。天皇が和歌をつくることは、平和祈願。和歌をつくることは「人間のもっている心の優しさを極めること」現代は、大きな距離観大きな時間軸をどんどん忘れていっている 俳句というのは宇宙生命を感得するわざ。 という具合の万葉集から考え抜かれた珠玉の大きな内容でした 2021/07/04
bookmari55
1
令和という言葉の響きが耳に馴染まなくて、「令」という文字の意味もピンとこなかったけど、この本を読んで1番しっくりきたのが令和の英語訳。「beautiful harmony 」と説明するんだそうで、やっと新しい時代の意味というか方向性を理解することができた。もう和暦なんて古いと思いがちだが、文化を大切にできる環境がある今だからこそ守っていきたい伝統だと思った。2020/02/10
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