内容説明
少年探偵・狩野俊介が
次々に起こる難事件に立ち向かう!
北の方角を守る神・玄武。その屋敷には玄武をあらわすいくつもの要素が盛り込まれていた。
石神探偵事務所の野上英太郎とともに、数々の難事件を解決してきた中学生・狩野俊介がたちむかう新たな事件―
それは、二人が行きつけの喫茶店「紅梅」の看板娘アキにかかわるものだった。
親友・紫織の故郷にある玄武屋敷と呼ばれる西洋館を訪れたアキ。
そこに待っていたのは、財産がらみの一族の桎梏と、謎に満ちた殺人事件だった。
そして、巨大な塔のからくりとは?
名探偵狩野俊介、デュアル文庫に初登場。
※本作品は、「玄武塔事件」を加筆修正した新装版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
都布子
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少年探偵狩野俊助くんシリーズの、これが長編第4作にあたります。今回は静かな島の岸壁にそびえ立つ展望塔で起きた事件。謎解きそのものはバリバリの本格好きにとってはもの足りないでしょうが、仕掛けモノといい、舞台設定といい、俊助くんのピュアなキャラクターといい、懐かしさで充分楽しめます。
じゅんこ
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久しぶりに俊介君シリーズ読みました。94年の作品なので携帯電話、PCが出てきません。それがまたもどかしくて良いです~ 玄武塔の見取り図がほしかったかな。2013/02/19
冬峰
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このシリーズは初めて読む。なんというか、ふわふわした感じ。人は何人も死んでるし、犯人わりと酷いことしてるんだけど、あんまり感情が揺さぶられない。全部、ラストの謎解きシーンで推測形で語られるせいかな…トリックがどうとか本筋とか関係なくて申し訳ないが。2019/09/13