採用100年史から読む 人材業界の未来シナリオ

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採用100年史から読む 人材業界の未来シナリオ

  • 著者名:黒田真行/佐藤雄佑
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • クロスメディア・パブリッシング(2019/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295403425

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内容説明

いまや一大産業となった人材業界。ですが、かつて高度成長期には終身雇用と年功序列が一気に広がったことで、「新卒で入社したら定年まで勤め上げるのが当たり前。途中でケツを割って逃げ出すのは負け犬だ」という価値観が一般化し、転職=中途採用の市場そのものをうしろめたいものにしていた側面もありました。当初はびくともしなかったその差別的な空気は、時代を追うごとに変化し、転職は当たり前どころか、適正なキャリア構築のための不可欠な手段となりました。今では、転職を考える方々から、「転職時に手段が多すぎ、情報が多すぎて選べない」「複数の転職エージェントに相談したが、アドバイス内容が人によって違いすぎてどの意見を信用すればいいのか」といった声が年々増加するような状況になっています。また、転職サイトや人材紹介会社などで働く方からは、「転職サイトは、クローリングにとってかわられるのか?」「人材紹介ビジネスは、AI によって崩壊するのか?」「RPO はどこまで進化するのか?」といった、中途採用ビジネスの環境激変による将来不安の声が聞かれるようになっています。本書では、2020年時点で日本の最先端を走っている、HR系、特にリクルーティング系のサービスにもスポットを当て、これからの人材業界の変化の予測にも挑戦しています。「人材業界は今後どうなるのか? どうなるべきなのか?」を俯瞰して考察している、貴重な一冊です。採用担当者、転職サイトや人材紹介会社で働く方、人材業界で働きたい方はもちろん、経営者や、産業の変化の一つとして客観的にこの業界に興味を持つ方々に読んでほしい一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takashi Takeuchi

10
人材ビジネスの歴史と未来予測の書。その予測は確かなものと思える一方、これは企業側の要望を元かにしていると思う。企業がハイクラス人材を採用したい時に人材紹介を利用するのはその通りだが、キャリアコンサルを必要としているのはジュニアやミドル、若年、高齢層じゃないだろうか。学校やハローワークがその役割を担うべきなんだろうが。現実にはまだできていない。ビジネスと求職者のキャリア構築、人材の適材適所を実現する社会的役割を同時に実現するサービスができるよう努めたい。2021/08/14

たくみくた

8
企業がリクルーティングサービスを選ぶニーズは「自社にとって優秀な人材を手間なく、安く、採用したい」ということ。しかし、この20年近くは低価格サービスがないため、「安く」という観点が弱まった。ところが、テクノロジーを活用すれば、二大人材サービス(求人広告、人材紹介)からシェアを奪うことができるようになった。具体的には、「アグリゲーション型求人検索」や「ソーシャルリクルーティング」が台頭してきている。2019/12/14

たくみくた

6
67冊目。再読。・改めて求人広告にはなかなか厳しい時代になるだろうなと思ったの。・人材紹介はハイレイヤーしか使わない未来のあのかもしれないが、まだまだそうとも言えない現状かなと。・Indeedのようなアグリゲーション型の検索エンジンが業界を破壊していくというのも、まだ実感は湧かないなー。2020/12/01

shinko0925

5
人材紹介を生業とする者として、業界を俯瞰的に考察した内容に触れたことで、自身が、目の前の売上数字を追うことだけに集中し過ぎていることを痛感しました。社会の変化や技術の発達により今後も変わりゆくリクルーティングにおいて、人材紹介が、自身が、企業と求職者に対して提供できる介在価値とは何か。絶えず、自身を省みながら仕事をしていきたいです。2020/12/12

あきら

4
人材業界の歴史から今を紐解き、現代ではどのような企業が人材業界を席巻しているか、ほかにも採用についての流れや課題、さらに今後の展望にまで言及している。リクルート出身の著者という事もあるし、事実過去の歴史的にそうなのだがリクルートの話が割合的に多め。また士農工商の下りのソースや改行や謎の空白があるのが気がかり。荒削りな部分は否めないが、それでも人材業界や採用の歴史を知るには良い一冊。できれば企業サイドの話だけでなく、応募側の情報や心理的な部分も欲しかった。2024/10/08

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