Technics SL-1200の肖像 - ターンテーブルが起こした革命

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Technics SL-1200の肖像 - ターンテーブルが起こした革命

  • ISBN:9784845634330

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内容説明

SL-1200は世界にこれしかない唯一の存在です。
発売当時からベストなプロダクトで、この先も古くならない。
藤原ヒロシ

僕らの夢を叶え続けてくれている、一生浮気できないタンテ!
MURO

音楽の未来を変えた伝説の銘機SL-1200の軌跡と
ターンテーブルをめぐるカルチャー史

本書は、いまや世界的な音楽となったヒップホップの誕生と普及およびDJカルチャー全般の隆盛に貢献してきたターンテーブルであるテクニクスSL-1200の軌跡について、機材/文化の両面から語った1冊。じつに40年もの間、ほぼデザインを変更することなく世界中で愛されてきた、奇跡的な工業製品であるこのターンテーブルの実像について、パナソニックに残された資料や歴代スタッフの証言、また著名DJたちへの取材によって迫っていきます。

企画立案は国内レゲエ・シーンの立役者にして、かねてよりSL-1200シリーズのプロモーションにも尽力してきたOVERHEAT MUSICの石井“EC”志津男。執筆はDJ専門誌『GROOVE』(休刊)の元編集長として、長くDJ/クラブ・シーンを見てきた細川克明。初めてDJ向けターンテーブルとして開発されたSL-1200MK2の発売からちょうど40年、そして、世界中が熱望していたSL-1200MK7のリリース・イヤーにおくる特別企画です!

目次

PART 1 SL-1200開発ストーリー
新技術、ダイレクト・ドライブの発明/SL-1200の誕生/ディスコという異文化との邂逅/SL-1200からSL-1200MK2への進化

PART 2 ヒップホップとの蜜月
ヒップホップの誕生/スクラッチという新たな表現/映画『ワイルド・スタイル』/DJ KRUSHが受けた衝撃/Dub Master Xが見た光景/グラミー受賞ライブで初めて使われたターンテーブル/蒔かれた種

PART 3 クラブ・カルチャーの成熟
ディスコからクラブへ/MK2からのさらなる深化/DMCとともに作り上げたスクラッチDJカルチャー/レコード・バブルの震源地、渋谷・宇田川町/DJ変革期、そして生産終了

PART 4 伝説の続き
テクニクス・ブランドの復活/失われた技術の再構築/伝説をライバルとしたMK7の開発/ラスベガスでの華々しいデビュー/SL-1200という奇跡

取材協力:DJ KRUSH、DJ NORI、Dub Master X、須永辰緒、DJ KENTARO、DJ KOCO a.k.a. SHIMOKITA、武井進一(Face Records)、新旧テクニクス・スタッフ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qoop

7
高級オーディオ市場を主戦場に生み出されたはずのレコードプレーヤーがなぜ真逆の環境であるディスコ/クラブで重用されることとなったのか。相容れないものの中に新たな市場を見出し、そこで繰り出される要求に応えようと技術的な挑戦を繰り返す開発物語と、機材に視点を据え、そこから生み出されるアイディアとテクニックをDJ目線で追うことで明らかになるクラブカルチャーの一側面。そのふたつを両輪として読ませる一冊で、なかなか興味深い構成だと感じた。2019/11/04

vision

0
part3に懐かしさを感じた。2019/11/25

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