内容説明
人生の幕引きさえ考えた、舌がん宣告。死の恐怖を乗り越えた先に見えたものは――
舌がんの「ステージ4」と診断され、今年2月に舌の6割以上を切除する大手術を受けた堀ちえみ。
つらい痛みやリハビリを乗り越え、出口が見えたと思った矢先に、今度は食道がんが発覚――。
死の淵をのぞきながら、家族の愛に支えられて生還した彼女が本書で初めて明かす、苦しみ、葛藤、そして……がんが教えてくれたこと。
絶望しかなかった「ステージ4」から、希望のステージへ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
milk tea
32
金スマ、徹子の部屋で語っていた内容とほぼ同じ。コンサートが出来るように次なる目標を掲げ意欲的にリハビリを続けているという。芸能人だから、素晴らしい医療スタッフがついてくれたんだという思いは拭えなかったが、家族のためにも命を大切にしてもらいたいと切に思う。2020/01/18
ばんだねいっぺい
24
周囲のあたたかさに支えながらとはいえ、絶望を乗り越えて、手術を決断して前進していく姿勢に感心する。ご主人を始め、子どもたちのやさしさに泣かされる。自分が当事者だったら、あるいは、まわりの人物だったらと考える。2020/01/25
けろん
4
首を切って舌を引き出し、太ももの皮下組織を舌と縫い合わせるなんてすごい。それほどの手術、成功して良かったです…。食べることも喋ることも大変なのに、家族のため、ファンのために頑張る姿、感銘を受けました。癌にはなりたくないけれど、なったら世界観は本当に変わりそう。毎日生きてることに感謝せねば。2020/01/05
Hideichi Sekiya
4
私はがんの体験をしたことがないので生の体験談は衝撃的でした。ご主人や子供さんの支えもあって克服できてよかったですね(*_*; 2019/12/29
ヘミングウェイ・ペーパー
3
堀ちえみさんの闘病記。長引く口内炎を不審に思い、検査入院の結果、ステージ4の舌がんとの診断。今まで精一杯生きてきて、たくさんの病気を患ってきて、「人生、もういいかな」と思っていた時、次女から「生きてほしい」と号泣され手術を決意。手術を乗り越えた後も新たに食道がん(ステージ0)が見つかったが、ご主人の「君は運がいい」「幸運に恵まれている」という言葉に励まされ、勇気づけられ、現在は再びステージに立って歌うことを目標にリハビリに励んでいるという。まさに “病は気から、回復も気から” という感じがした。2019/12/01