王様文庫 漢方でわかる 上手な「こころ」の休ませ方

著者名：杉山卓也【著者】

三笠書房（2019/10発売）

• ISBN：9784837969099

内容説明

東洋医学は、西洋医学とはまったく違うアプローチから、「こころの悩み」を解決していきます。本書では、あなたの持っている「気質」や「体質」を生かしながらこころを休ませ、整える方法をご紹介してきましょう。――著者・感情と体はすべてつながっている・モヤモヤを軽くする「酸味」と「香味」・「元気の量」を簡単に増やすコツ・「体をあたためる」のも、こころの養生・何事も「腹八分目」という考え方・体内の流れをスムーズにしてくれる食べ物……etc.「こころの相談薬局」のパイオニアからのアドバイス！食べ方、動き方、考え方……こんな「ちょっとしたこと」で、気持ちも体も軽くなる！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ﾕｽﾞﾙ]

漢方薬云々てより、心を整えるために必要な事がたくさん書いてありました。その上で、日常生活で気軽に取り入れられそうな項目や食べ物も載ってあり、この本はもう、事あるごとに開きそうです。

2019/10/12

[あまね]

とても柔らかい文章で、心地よく読むことができました。考え方、生活の仕方、何より心の整え方をご指南くださっています。私がハッとしたのは、以下の文章です。「精神がとても静かで落ち着き、しっとりとした優しさを持つ人がいます。彼らは『陰』に満たされた人です。」これまで、正直、『陰』というとあまりいいイメージがありませんでした。けれど、そうではなくどの体質も一長一短があり、個性。自分の特性に合ったライフスタイルをすることが大切なのだなと勉強になりました。

2020/02/23

[ちゅん]

漢方薬局の先生が書いた、こころの本。コンパクトでさっくり読める、持ち運びにうれしい文庫。 東洋医学に基づいたアドバイス集。一章あたりコンパクトにまとめられていて、やさしい文章で読みやすかった。

2019/10/25

[えび]

「まだやれる」という思いが頭に浮かんだら、それはもう「限界」のサインだと思いましょう。というのは自分にも思い当たりました。 また「この仕事は自分しか出来ない！」と思っているかもしれないが「呼吸」「飲食」「睡眠」こそ、「本当に自分にしかできないこと」という考え方にハッっとさせられました。 ついつい蔑ろにしてしまいますが、確かに自分にしか出来ない、他人には代わって貰えない。 自分の身体をもっと大切にしていこうと思いました。

2024/12/31

[れれ]

今までは漢方と聞くと、陰や陽という言葉からなんとなく占いのような胡散臭さを感じてしまい、興味を持つ事ができませんでした。身近である西洋医学は即効性がありますが、一時的な解決に過ぎなかったり、副作用も伴ったりします。中医学に基づいた漢方は、生活の根本を解決して長期的に体質を改善し健康へと導くと分かりました。この本は全体的に柔らかい言葉で書かれているので、コロナ禍で疲れた心にもスッと入ってきます。生活を見直して小さい事からでも実践していきたいと思います。

2020/11/30