内容説明
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プロ間で大流行している角換わり。毎日のようにプロの細かい工夫が試され、定跡が進化しています。
問題はその工夫があまりにも細かいためにアマチュアにわかりづらいこと。互いに手損して手を渡す手順など、その意味からして非常に難解です。
プロの角換わり研究のうち、アマチュアにも使えるようなエッセンスだけを取り出すことできないものか・・・。
それを実現したのが本書です。
現代角換わりの中で頻出する形を取り出し、その中で有効な手筋を多数紹介・解説しています。部分的な形を抜き出しているので応用範囲が広く、複雑な定跡手順を丸暗記するより、明らかに有用です。覚えたらすぐ実戦で使えることも魅力です。
特に角換わりならではの手筋、つまり角を敵陣に打ち込む、あるいは角を自陣に配置してそれを主軸に攻めるような形を多く扱っており、角の使い方だけでもこんなにたくさんあるのかと驚かされます。それに▲4五桂を絡めたり、端攻めを狙ったり、▲4八金・2九飛型のメリットを生かしたり、逆にデメリットを突いたり・・・。
本書を読めば角換わりを指す上でどのような手を狙っていけばいいか、どうすれば優勢に導くことができるのかが一目瞭然、すぐわかります。
ぜひ、日々の角換わりの実戦に生かしていただければ幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
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角換わりの攻めの手筋を載せた棋書。 腰掛銀は飛車引き型の新型ではなく、5二金型の旧式角換わりを多く取り上げているのはマイナス。新型角換わりもそれなりに載せてはいるけど、そもそも角換わり腰掛銀は一手一手が難解だと思う。本書は、腰掛銀の他、棒銀と早ぐり銀の手筋も載っていて、それらの解説は級位者にかなりわかりやすく載っていると思った。対棒銀の▽5五角の変化はかなり詳しい。 あと、4五桂馬速攻も少しだけ載っている。これ一冊で角換わりの攻めはなんとなく網羅されていると思う2021/04/07