世界を戦慄させるチャイノベーション

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世界を戦慄させるチャイノベーション

  • 著者名:日経ビジネス【編】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2019/10発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296103522

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内容説明

世界を戦慄させる中国発の技術革新の大波
BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)
半導体、電池、AI、ドローン・・・
モノづくりのロードマップ「中国製造2025」
激化する米中対立の行方は
豊富な現地取材とデータで「紅い技術大国」を徹底解剖

中国発の技術革新「チャイノベーション」が世界を震撼させている。

「BAT」と呼ばれるインターネット検索の百度、ネット通販のアリババ集団、ネットサービスの騰訊控股のIT3巨人は、米国のGAFAに迫る株式時価総額に到達。
AIを含むソフトウエアの技術力は、世界をリードするようになっている。

半導体、ディスプレー、電池、ドローンなどのハードウエアでも中国企業の台頭は著しい。
日本のお家芸ともいえる「モノづくり」でも脅威になっている。

本書では中国での豊富な現地取材をベースに、
注目を集める新興テクノロジー企業の素顔と国家戦略に迫る。
バイドゥ、アリババ、テンセントに、ファーウェイを加えた「BATH」とも呼ばれる4社を豊富なデータも使って詳細に分析。
さらに動画投稿アプリの「TikTok」や、配車サービス大手の「滴滴出行」、世界初のディスプレーを折りためるスマートフォンを発売した「ロヨル」などのスタートアップも紹介する。

激化する米中対立の現状と今後については、両国を代表する多数の専門家をインタビュー。
日本の進むべき道も探る。世界を戦慄させるチャイノベーションの実像に迫る。

目次

第1章 トランプが恐れる中国の技術進化
PART 1 激しさ増す米国の対中強硬姿勢 タブーなき技術革新の衝撃
PART 2 最新テックの発信地に 増殖する「独角獣」
PART 3 既に日本超えの分野も 半導体、ディスプレー、車載電池などを徹底分析  ほか

第2章 敵か味方か BAT
PART 1 あなたの周りにも 配車、決済、ゲーム・・・日本も「IT中華圏」に
PART 2 中国、「次のBAT」を計画生産 国家資本主義2.0 デジタルチャイナ最前線
PART 3 中国脅威論の先へ 日本企業は見極める眼力を 膨張する「デジタル一帯一路」  ほか

第3章 ファーウェイ 最強経営の真実
PART 1 30年で売上高1000億ドル ファーウェイ、驚異の実力
PART 2 米国の圧力でも拡大続く “ファーウェイ5G生態系”
PART 3 ファーウェイ創業者の任正非氏、貧困から「中国代表」へ  ほか

第4章 激突する米中 日本はどうする?
PART 1 勢いを増す強硬派 対中国「存亡をかけた戦い」は米国を衰退させるか
PART 2 識者に聞く米中の行方
PART 3 米中は「トゥキディデスの罠」を回避できるのか 覇権国に挑む新興国、軍事衝突も  ほか

おわりに 「技術が善意から出発することを望む」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hatann

8
18年12月から19年9月にかけて日経ビジネスに掲載された中国イノベーション関係の記事を再編集したもの。しがらみを排除したチャイノベーションを生み出す生態系を観察すると簡単に日本ではできないと感じる。政治はさておき、深圳ほど自由な空間が日本にあるだろうか。アリババがルワンダと組むにあたり「ネット接続環境も物流環境も電子決済も普及していないからルワンダなんだ!」と他国でのリープフロッグを狙う目線に強い生命力を感じる。本書は良く纏まっているが、こまめに情報をチェックしないと置いてけぼりを食らうので要注意だ。2020/01/12

竜玄葉潤

1
中国の技術を素直にすごいと思わせてくれる。しかし、そんな本になぜ「戦慄」という言葉を使わなければならないのだろう。2019/12/30

浜田翔

0
少し内容理解が追いつかなかった。 技術的な内容が多く、金融系は少ない。 リープフロッグ現象、イオンディライトの杭州出店深蘭科技合弁は注目2019/11/30

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