内容説明
茂木健一郎推薦!「古今東西の名作という素材を匂いや香りというスパイスを通してアレンジし、提供する著者の技量は卓越している」。文学の香りを読む! 五感のうちでも、最も記憶と結びつきやすいと云われる嗅覚。 『失われた時を求めて』に代表されるように、その感覚を表現した文学作品は数多くある。「におわないこと」が重視され嗅覚を使う機会の減った現代だからこそ、香り立つ文章の楽しみ方を伝授する。 ブックガイドとしても楽しめる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
リコリス
15
昔の小説はすごいな。個性が今より半端ない。好みは分かれると思うけど濃厚で匂いや香りまで感じさせてしまう文学をこれだけ読んでるこの本の作者もすごいと思う。 2026/02/13
くさてる
13
嗅覚という切り口から文学テキストを読み解いていく内容ですが、小説に偏らず、エッセイまで幅広く取り上げています。森茉莉「甘い蜜の部屋」を香りという観点から分析していく箇所がとても面白かったです。2020/04/08
CBF
4
(★★☆☆☆) 五感のうちでも、最も記憶と結びつきやすいと云われる嗅覚。『失われた時を求めて』に代表されるように、その感覚を表現した文学作品は数多い。小説のなかの魅力的な匂いと香りを楽しむことは、読書という行為をより豊かなものにする。「におわないこと」が重視され、嗅覚を使う機会の減った現代だからこそ、香り立つ文章の楽しみ方を伝授するー。 テーマ自体は面白かったけど、取り上げられてる小説で知ってるものが少なかったため(村上春樹の数作品くらい)、取り上げられてるシーンの前後の文脈が分からないものもあった。2021/03/21
aof
4
文学の中で「香り(匂い)」を読むのが好きだ。感覚の中でも、言葉だけで共有するのはかなり難しい部類だろう嗅覚。その難しさに立ち向かうよう並べられた言葉はとても豊かだ。 現実でも、匂いは実体であって、実体でない。その曖昧な揺らぎが魅力なんだと思う。2019/11/21
yo_c1973111
2
文学(小説)に登場するにおいや香りの表現をpick UPし、その譬喩を解析しようとするもの。臭覚は記憶と最も結びつきやすいと聞いたことがあるが、そういった起点から書かれているものだろう。扱う文学はほとんどが近代(大正、昭和初期)で、そこはなぜだろうと思う。他にもにおい、香り表現が出てくる本はあるだろうと思う。が、すべてを把握するわけにもいかないか。’二律背反’という説明言葉がよく出てくるが、必ずしも二律背反ではないような気がする。2020/05/21
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