内容説明
人知を超える力を持つ「小匣」を有する真族により村を焼かれ、両親を目の前で殺されてしまった少年がいた。その名も、木曾捨丸。被征服民出身の彼は、時を経て、復讐のために立ち上がる。真族の賊から小匣を略奪し、獲生と名乗りを変えた捨丸は、真族の領地へ乗り込んだ。波乱の時代の中で、一兵卒から仲間とともに一大勢力を築き上げていく獲生だったが、真族の王が起こした蛮行と、軍の中で切磋琢磨しあった友・転疾がもたらす驚愕の事実を前に、事態は風雲急を告げる!幾度となく訪れる試練と戦いの果て、千年にわたる王朝史が大きく書き換わる――!「匣」により超能力を得た若き帝vs. 千年にわたる被征服民の復讐者大陸の覇権を巡って、かつての友が真っ向勝負!超弩級の日華融合ファンタジー大戦!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oct2
2
面白く先の展開が気になり一気読み!とは言っても2日かかったけど… 戦記ファンタジー物とでもいえばいいのか。身もふたもない言い方をすれば覇権争いで戦争ばかりやっている小説ということになり、伝奇SFっぽいテイストもちりばめた話って感じだ。最後に源匣記総年表がついているがそれを見ると物語は終盤に入った所のようなのでまだまだ続くのだろう。大嫌いな戦国武将物にも似たストーリー(つまり覇権争いのみの焦点)なので次作は読むかは分からない。2019/11/14
きっちょむ
0
ちょっと読み応えのある本でしたが、面白くてあっという間に読んでしまいました。2020/09/20
金糸雀
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すごい。そう一から十までどこでとない何処かの話。われわれは大地に生まれ、風に育まれ、天の意思に還る、水滴は記憶携え、地に深く深く染み込む。さる人は言った、鬼は人の心に住むと。2020/04/25
ざび
0
なんて検索しづらい作品名か。 変換できない。 それは置いておいて、何度も山を登って挑戦していくあたりは面白い。ありきたりでもこんなシーンはうける。 あとは、終盤のまとめの力だ。2019/12/28
matsu0310
0
☆2019/12/08