インフラ投資

個数:1
紙書籍版価格
¥3,850
  • 電子書籍
  • Reader

インフラ投資

  • ISBN:9784296101726

ファイル: /

内容説明

実務の第一線で活躍する“オピニオンリーダー ”弁護士+リサーチャーが徹底解説

老朽化したインフラを維持・更新するために、PPP(Public Private Partnership、官民連携)やPFI(Private Finance Initiative、民間資金を活用した社会資本整備)に期待する声が高まっています。空港や道路、上下水道、文教施設などでは、国や地方公共団体が所有権を保持したまま、運営に関する権利を民間に付与するコンセッション方式の導入が始まり、インフラビジネスが花開きつつあります。
しかし、課題は少なくありません。例えば、案件組成や契約実務に不透明な部分が残っており、海外を含む幅広い投資家・金融機関の参加を促す水準に達しているとはいえません。
本書は、我が国最大手の法律事務所である森・濱田松本法律事務所に所属する弁護士と、インフラ投資に関わる最先端の情報を発信し続ける三井住友トラスト基礎研究所の主席研究員が執筆。変化・発展が著しいインフラビジネスに携わる過程で培った実務のポイントを解説するとともに、市場拡大に向けて資金調達などに関わる論点を明らかにしました。

目次

第1章 いざインフラ投資の世界へ
インフラ投資とは何か/インフラ投資は年金基金や保険会社に最適 ほか

第2章 PFIの変遷とコンセッションの潮流
ガラパゴス化していた日本のPFI/「PFI 1.0」から「PFI 2.0」へ

第3章 PFIとコンセッションの法制度
PFIとコンセッションに関する日本の法制度/欧州における制度の変遷

第4章 セクター別コンセッション事業の動向と論点
空港:空港事業の課題/民活空港運営法/優先交渉権者の選定手順と方法 ほか
道路:道路事業の課題/道路事業の法的な位置づけ ほか
水道:水道事業の課題/民間事業者の裁量拡大と効率化 ほか
下水道:下水道事業の課題/下水道事業における官民連携 ほか
文教施設:導入実績が多い指定管理者制度 ほか

第5章 インフラ投資の契約と実務
事業実施プロセスと事業者選定手続き/PPP/PFIの事業スキーム/官民のリスク分担/事業期間満了前の終了手続き ほか

第6章 「PFI 3.0」の官民連携モデル
海外の先端プロジェクトに学ぶ/JV型官民連携モデル/コンセッション方式以外の手法の追求

第7章 PPP/PFIとインフラファイナンス
プロジェクトファイナンス/インフラファンド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ただの人間

0
PFIやPPPにも重点をおきつつ、投資家サイド、事業者サイド、ユーザーサイドといった様々な視点を加味しつつ、インフラの種類に応じた特性も含めた解説を行なっている。各論の細かい解説は分量的に困難だが、各種ガイドライン等へのレファレンスが充実しており細かい部分への足がかりとすることもできそう2020/04/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13955422
  • ご注意事項