フラミンゴボーイ

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フラミンゴボーイ

  • 著者名:マイケル・モーパーゴ【著】/杉田七重【訳】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 小学館(2019/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784092906273

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内容説明

歴史のひとこまを力強く描く感動作品。

一人のイギリス青年が、一枚のゴッホの絵をきっかけに訪れた南仏カマルグで、原因不明の高熱におそわれ動けなくなる。辺りにはフラミンゴが無数飛んでいた。気を失った後、助けられた家で不思議な話を聞くことになる。
第2次世界大戦の末期、南仏の田舎町カマルグにもナチスはやってきた。
そこで何が起きたのか………?
それは、フラミンゴと話ができる不思議な力を持つ少年とロマの少女の物語だった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

75
知的障害はあるけれど動物を癒す力があるロレンゾの一家と、ロマの一家の交流。暗い戦時中の話だが、この話の中には、悪人はあまり出てこない。侵略者であるドイツ軍の伍長も、侵略者という顔の下に子ども好きの優しい顔を持っている。おそらくは、ユダヤ人やロマに対する迫害はもっと過酷なものだっただろうが、それは、作者は、優しい話を書きたかったのだろう。心優しいロレンゾの周囲には、悪人は要らない。2019/12/16

☆よいこ

73
YA。部屋に飾っていた1枚の絵がきっかけで旅に出たヴィンセントはフランスの沼地の脇で死にかけた。助けてくれたのは人里離れた牧場で暮らすロレンゾとケジア。ロレンゾはフラミンゴや動物達と心を通わす不思議な男性で、言ってることは分からないけれど純粋で優しかった。ケジアは弱ったヴィンセントを看病してくれた。快復していく中で、ケジアはこの牧場であった、過去の戦争の話をしてくれた。ロマであること、壊れたメリーゴーランドのこと、フランスにやってきたドイツ兵のこと等…▽廻るメリーゴーランド『アヴィニョンの橋の上で』2020/08/30

アカウント停止

44
今まで読んだ著者の作品(戦下の馬、象と旅した戦争の冬)の中では一番良かった。時代は第一次大戦、ナチスの統治下。迫害を受ける民族の少女と自閉症の少年が友情を育んでいく。このような状況下では尚更、社会的少数派に厳しい世界。この世は弱肉強食だが、強い者が弱い立場の者に手を差し伸べる世界であってほしい。この作品に登場する「彼」のように。敵と味方の垣根を越えた愛、与えられた希望と勇気に涙。フラミンゴの群れが飛翔する美しい風景、楽しいメロディを奏でながら回るメリーゴーラウンドが名脇役。こういう作品は好きです。 2020/09/12

万葉語り

44
夏休み課題図書の1冊。南フランスの片田舎に住む、動物と深く心を通わせることができる発達障害の少年とジプシーの少女が迎えた戦争。ただ日常を慎ましく生きているだけなのに迫害され、居場所を奪われる。フラミンゴは日常と平和の象徴でその声が聞こえない愚か者が世の中には多数派としていて、世界を足踏みさせるのだと思う。2020-1502020/08/15

長くつしたのピッピ

27
第二次世界大戦中の占領下のフランスの村を舞台に発達障害の少年とロマの少女の物語。どちらも世間的には、少数派で異質。当時のナチスの蛮行から激しい迫害を受けずに終戦を迎えた事に安堵した。定住しないロマの習性や組み立て式メリーゴーランドなど、ヨーロッパ文化への理解の及ばない不思議な感覚で読み進めた。けれども、夕闇の中で松明に照らされ長閑なアコーディオンの奏でる音楽と共にゆっくりと回るメリーゴーランドを想像すると、ワクワクとした気持ちになった。この二人の子どもを取り巻く大人も素敵。良書2022/02/12

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