内容説明
毎月3万句の選句を続け、全国を巡り、日々精力的に句会をこなす著者が俳句を愛する人へ贈る、エッセイ風俳論集。『NHK俳句』連載の「選句という大事」「句会の力」に加え、『ホトトギス』誌連載「俳句随想」の俳論や、特別インタビューも収載。
1章 選句という大事
2章 句会の力
3章 俳句随想
4章 俳句を愛するならば 特別インタビュー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずな
12
季語を含む十七音で表現する短詩、俳句。高浜虚子の孫である汀子がそれに没頭した間の寄稿やエッセイ、インタビューが纏められている。汀子が繰り返す主張は「決められた形式を守ること」、「類句はどうしてもでてしまうが、自分の言葉で書くこと」、「選句や他者の解釈を経て句は独りよがりでないものになること」、「すべてを詰め込まず、想像させること」、等等。そして俳句にも伝統俳句と現代俳句のジャンル間の対立があることを感じた。偶発的に読むことになった本著。学生時代の吟行や句会、大会が懐かしく久々に投句しようかと。2021/01/09
とむ
1
俳句に対する真摯な心が伝わってくる。自然を深く見つめ、向き合い、自分の情を天地万物禽獣木石に移せるような言葉を紡ぎたい。2020/08/02
MATSU231
0
伝統とは厳格だ。ホトトギスに入るには覚悟がいるなあ。2020/06/14
okatake
0
虚子の孫にして、3代目「ホトトギス」主宰を長く勤め、今なお精力的に活躍されている俳人です。 NHK俳句連載の「選句という大事」「句会の力」そして、ホトトギスで連載された俳論「俳句随想」を集めたもの。 今なお、俳句界の本流をたどる「ホトトギス」派の現段階の主張です。 祖父、父と続けてきた「ホトトギス」今子の廣太郎氏に譲っても俳壇のお母さんである汀子さんには、俳句とは何かをこれまで以上に伝えていったほしいと思います。2020/01/21
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