内容説明
陰日向になって支えてくれる彼は、少女だった私の心を奪った人……。
アマンダの人生は、大実業家ジョシュ・ローソンに掌握されていた。亡き父が遺した会社も、現状は彼が支配している。アマンダが引き継ぐには、25歳になるか、結婚することが条件だから。今も、父親を失って傷ついた心を癒やすためにとローソン家の別荘へ強引に連れてこられ、胸に切なさがよみがえった。ここは15歳の頃、ジョシュと恋人の睦み合いを見てしまった場所……。そのときから、年上の彼への憧れを胸の中でひっそりと育ててきた。二人きりになるたび、アマンダはずっと夢みてきた瞬間を期待したが、距離が縮まるとなぜか、ジョシュは頑なに一線を引いた。「純潔は、夫となる男に捧げるべきだ」と言って。
■押しも押されもせぬ大スター作家ダイアナ・パーマーの貴重な未邦訳長編をお届けします。1992年にスーザン・カイル名義で書かれた本作は、無垢な乙女が経験豊富な年上の大富豪に導かれ、大人の階段を昇る姿が瑞々しく描かれます。ときめき止まらぬロマンス！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菫子
18
脇役カップルはDTヒーローでした。「うまくできるかどうかわからない」ですって。2019/10/14
きき
5
無精子症の為にヒロインへの思いを封印するヒーローって時々いますけどこちらのヒーローは兎に角頑固。 ヒロインを思っての決断なので不快感はないけど、実子に拘るヒーロー見てるとヒロイン側に不妊の原因があった場合も同じ様に決断するのかと余計なことを考えてしまってモヤモヤした。 それとダイアナさんの作品らしく登場人物がやたらと多い。 不倫カップルには少しも共感出来なくて気が散った。 ロマンス小説を読む時の甘さも切なさも感じなくて自分には合わないなと感じた。2019/10/19
