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内容説明
どんな時も、諦めるな。
栄光、迷走、転落、反抗、試練、すべては歓喜のために――。
半世紀前、物語は工場の片隅から始まった。
小さな町のサッカークラブが抱いた
美しき夢と挑戦は、まだ道の途中。
<概要>
この物語はヤマハ発動機磐田工場サッカー同好会にはじまり、今日に至る約半世紀の道の途上で、行動した人々――フロント、選手、スタッフ、サポーター、メディア――の目に映った光景の点描であり、『サクセスストーリー』や『失敗の物語』とは成り立ちが異なる。
(略)
半世紀前、ヤマハ発動機磐田工場の片隅に生まれたサッカー同好会は〝東海の暴れん坊〟に成長。発足するJリーグに名乗りをあげたが、実績を十分に積み重ねていたのにもかかわらず、ホームタウンの規模を理由に参入を見送られた。
消えかかった火をかきたてたのは、サポーターの身近で温かい声援だった。背中を押され、遅れてJリーグ参入を果たしたジュビロ磐田は、自分たちが心から楽しいと思えるサッカーを作り上げ、頂点に駆け上がった。
(略)
小さな町の小さなクラブの物語は、そこに関わる人々――フロント、選手、スタッフ、サポーター、メディア――の愛でサッカーを包みながら、歓喜に向かってつづく。ジュビロ磐田がジュビロ磐田である限り、時代の流れの中で失われつつある大切なものはきっと守られる。
(「あとがき」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えんちゃん
45
1994J1参入。黎明期、黄金期、下降期を経てJ2降格。苦難を乗り越え2016J1復帰。そして2019再び降格。ジュビロ磐田の歴史。栄光と挫折を克明に記したサポーター必読の一冊。今年もまたシーズンがやってくる。這い上がろう、再び。2020/01/21
やっちゃん
5
ずっとジュビロサポだけど掛け値なしに下手な小説よりも楽しめた。劇的なシーンがやたらと多く物語になってる。まあバッドエンドだけど笑。知らなかった裏話多かった。とりあえず昇格して三大タイトル何か一つ取ってくれ。2021/10/22
プレミアムモルツ
2
黄金時代のジュビロのサッカーは、Jリーグ史上最高だったと思う。しかし、2019シーズンのチームときたら。本書刊行の後、結局またもJ2に降格したわけだが、是非とも昇格してほしいと願っている。<蛇足>史上最悪監督の候補はあまたあれど、小生一押しは2004シーズンの途中から就任したY監督である。強いジュビロ復活を託されたはずが、なぜか崩壊に向かって舵を切ったのだから。就任前のシドニーオリンピック監督で無能ぶりをいかんなく発揮したのに、就任を要請したフロントの罪も重い。2020/01/18
しーたか
1
内幕なり関係者の知られざる葛藤を垣間見れるという意味では面白い。 しかし2018年の不振については何もわからんので、消化不良。 名波さんが名将かどうかはわからない。 求心力はすごい。 山本昌邦さんがケチョンX2に描かれているが、何故そうなったのかにまで踏み込んでないのでこれまた消化不良。2020/07/18
吉積康太
1
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