古い布でつくる

著者名：山中とみこ【著】

主婦と生活社（2019/10発売）

• ISBN：9784391144666

内容説明

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古布の楽しみ方と作品製作のガイド本。インテリアのアイデア、布小物の作り方、古布の入手方法も紹介。

古い布が持つ、すり切れた繊維の表情や、ほつれ、ほころび、繕いの跡。
長い年月を経過する中で、意図せず生まれた布の痕跡に惹かれます。
その無作為のデザインに、自分が手を加えてしまうのは少々気が引けることではありながらも、ふと思いついては、作りたくなるのです。
インスピレーションのままに手を動かすのは、布に向き合う満ち足りた時間。
仕上がったものを使うとき、身につけるとき、うれしい気持ちがずっと続いていきます。
素材をなるべく生かしながら、ほんの少しの手を加えて、衣食住に取り入れていく。
この本には、古い布で作るアイデアを書きとめています。


【目次】

・布から始まる
・暮らしにそのまま取り入れる
・布の味わいを生かして作る

■布の形のままにまっすぐ縫うもの
　郵便収集袋のバッグ
　キルトの切れ端バッグ
　風呂敷バッグ
　リネンのバッグ
　ハンガリーリネンのバッグ
　帯芯のバッグ
　クッションいろいろ
　白の穀物袋のエプロン
　柿渋染めのエプロン
　小麦粉袋のエプロン
　ラインの穀物袋のエプロン
■余った布で作るもの
　ピンクッション
　キッチンクロス
　コースター
　マット
　テトラ鍋つかみ
　コラージュ
■身につけるもの
　リメイクシャツ
　つけ衿（刺し子／ボタン／裂き布）
　クロスベスト
　チクチクパンツ
　Aラインスカート
　ギャザースカート

・CHICU ＋ CHICU 5/31
・布を探しに
・アイデアと作り方
・49歳からの一歩、60歳からの一歩

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[lonesome]

アンティークなものや古着が好きなので、自分でリメイクして何かを作ってみたいと思っているのでこの本が面白そうだなと思い手にしてみた。かつて古道具屋をしていた山中さん。骨董市や古道具屋で見つけたおもしろい布をいろいろアレンジして生活用品に変えていく。この布はどこの国の布でどんなものに使われていたのかななんて出自のわからないものに思いを馳せるのも楽しいだろうし、何より素材を生かしてシンプルに作るという姿勢が素敵だと思う。古い布で服や小物を作るのは確かにさじ加減が難しいけれど、まさにさじ加減に個性が出そうだ。

2015/12/05

[Yumi Ozaki]

古い布は味があっていいなあ。なかなか写真のようにはいかないだろうけど、テトラ型の鍋つかみと四角いピンクッションを作ってみたいな。

2023/05/06

[しんしん]

質素な味わいの手作り布製品の写真がたくさんあった。 布を見て、あんなのができそう、こんなのができそうと、想像を膨らませるのは楽しそうだ。

2016/05/17

[ybhkr]

ぼろくて汚い布でぼろくて汚いかばんやエプロンや雑貨を造るというのはある程度昔から一定のニーズがあるのだが、このボロにお金と手間をかける感覚が未だにわからない。たまに年を重ねたからそろそろわかるようになったかと定期的にこういう本を手に取るけど未だにわからない。zuccaとか佐々木美穂さんの作品的よさがまだまだわからない。一生わからないかもしれないけど気が向いたらまたたまにチェックしてみようかと思う。

2016/01/14

[どきん]

味がある布とみるか、古汚い布とみるか？二派に分かれるだろうな

2015/11/29