みんなの「わがまま」入門

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¥1,925
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みんなの「わがまま」入門

  • 著者名:富永京子
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 左右社(2019/10発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865282306

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内容説明

“権利を主張する”は自己中?
言っても何も変わらない?

デモや政治への違和感から、校則や仕事へのモヤモヤまで、意見を言い、行動することへの「抵抗感」を、社会学の研究をもとにひもといていく、中高生に向けた5つの講義。
身近な「わがまま」と社会をゆるやかにつなげ、意見の異なる人々と、社会をつくるための入門書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

232
ぼくらの社会には「わがまま」が足りないんじゃないかと常々おもっている。輪をみださない、だとか、我慢は美徳、とかいって、いままでは何となくうまく乗り切ってこられたけど、ここ数年はおかしなことが多すぎて、何とかしなきゃ、とおもって声を上げると、すぐ周囲から、わがまま言うな!と黙らされたりする。ぼくにも経験がある。みんなのためになるのでは、とおもった提言が、個人的なわがままとみなされる。矮小化。そうじゃないんだ、そもそも、わがまま言って何が悪いんだ。この本はそんなちょー基本的なところから説き起こしていく。⇒2021/06/29

おたま

52
中高生を対象に「社会運動」について、非常に平易な言葉で、中高生が出会うような身近な例から述べられている。だが決して内容の質を落とすようなことはなく、むしろ新しい理論的な背景等も織り込みながら書かれている。この本は、以上のような理由から、これまでいわゆる「社会運動」というものに、多少とも関わってきた人にも非常に示唆に富んだ本になっている。「社会運動」が何故今の社会では「わがまま」と捉えられてしまうのか、いやむしろ世の中に対する不平・不満の「わがまま」を、どうしたら共有していくことができるかを述べている。2021/07/19

ネギっ子gen

44
<国や会社、学校に不平や不満を訴えて、人の意識のあり方や、その場のルールや制度を変えようとする行動、いわゆる「社会運動」と呼ばれる活動を研究>している著者が、デモや政治への違和感から、行動することへの「抵抗感」を、社会学の研究を基に伝授する、中高生に向けた5つの講義。身近な「わがまま」と社会を緩やかにつなげ、意見の異なる人々と共に生きられる社会をつくるための入門書。学校の授業やワークショップで使えるエクササイズや、もっと学びたい人のための「『わがまま』入門ブックリスト」付きと、読みやすく親切な作りです。⇒2021/04/29

タナカ電子出版

38
この本はわがままに生きることを前向きにおすすめしてくる本です。しかし、単に自己中にはなるなと注意も促してきます。この本で興味深かったのは、多様化社会に生きる事を30人のクラスメートで例えるところです。30人のクラスの中で母子家庭が2人 発達障害が2人 LGBTが3人 貧困状態5人 年収1,000万以上が3人 外国籍1人と表現してきます。だからこそ、貴方のわがままは社会問題でもあると促してきます❗一人で悩まないで♥️2019/05/18

香菜子(かなこ・Kanako)

29
みんなの「わがまま」入門 単行本。富永京子先生の著書。自己中、自己チュー、自己中心的、身勝手という悪口や批判は気にしない。自己中、自己チュー、自己中心的、身勝手という悪口や批判をするのはわがままを正しく理解していない人。自己中、自己チュー、自己中心的、身勝手という悪口や批判をおそれずにわがままでいい。学校での人間関係に悩んでいる子たちに読んでほしいわがまま肯定本。 2021/11/28

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