ASKA 書きおろし詩集

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ASKA 書きおろし詩集

  • 著者名:ASKA【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 双葉社(2019/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575314434

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内容説明

「SAY YES」「YAH YAH YAH」「はじまりはいつも雨」など、数多くの名曲を生み出してきたASKAが綴る「散文歌」。書きおろしの詩55篇で、希代のアーティストの真髄に触れることができる一冊。濃密な郷愁、創作の秘密、燃えたぎる苦悩、音楽の未来。一片の言葉から広がる世界には、読む人のすべてを変える力が宿っている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

32
ムルソーの虚無。選び取る孤立。何度裏切られても信じたい。愛を歌ってきた。これからも。まさに中年の青年の夢。固有名詞に乏しい抽象性。CHAGEの顔が一度も浮かばなかった。残り時間が少なくなり衰えも隠せない。本来なら助け合うSCENE。ASKAは違う。彼の自己への厳しさは明快。だが他者への優しさは複雑な経路を辿る。もう我慢しない。させない。俺はひとりでやっていける。でもアイツにも潰れて欲しくない。俺が憎まれれば相対的にアイツの株が上がる。全てを受け容れて前に踏み出す強さ。傲慢と呼ぶは偏見。ただの私の想像です。2019/09/01

Y2K☮

29
三度目。いまの自分とは考えの違う点もあり(無の捉え方とか)逆説的に彼の思想に長らく影響されていた己を見出す。そりゃそうだ。十代の頃から聴き続けているのだから。一方で改めて著者は「詩」の書き手ではなく「詞」の歌い手だと感じた。アルバムの冒頭に付されているものみたいな楽曲のプレビュード的位置付けであれば、もう少し肩の力が抜けて語彙や比喩のチョイスも変わってくるはず。音楽から離れたソロの言葉でも十分堪能させてくれるが、ソースのかかっていないフレンチみたいでもある。隣にあの人がいないステージのように。待ってます。2023/02/21

Y2K☮

29
創作に用いる言葉をブラッシュアップする際の漆塗りのようなプロセスにおいて、著者は確実に村上春樹と重なる。どちらも生き方が個人的で心身が頑強、そしてルサンチマンを含んだ誤解や悪意の豪雨を浴びても世間体の傘に逃げ込まず、選んだ道を独りで進む。ASKAの場合はチャゲアスというジェダイで至った高位に甘んじず、時に暗黒面に身を焼かれてもなお次の光を求め、新たな自分への希望を失わない。虚無的なのに同じ量の力で明るい未来を信じ、孤高めいた孤独と馴れ合いを排した愛を両立させる。禅問答みたいな茨の旅でも彼なら歩いていける。2021/02/22

さばずし2487398

25
『強欲なのではない そこに次があるからだ』思春期をASKAさんやチャゲアスの言葉を食べて生きてきた。今でも心の反応する善なる部分はこの生成のお陰だと思う。本作が出たのは2年前。今になって都合よく手に取った。苦しい時救いを求めるのは自分を育んだもの。私は思春期ではなくちゃんと今の年齢で反応していた。都合は良すぎるが言葉を続けてくれてありがとう。歌い続けてくれてありがとう。並べられた言葉からは軽やかでもあり、重くもあり苦しんだり、もがいたり、色んな等身大の姿が見える。この人は本当に進む事をやめない人だ。2021/07/13

Ai

12
近くなったり、遠くなったり。分かったり、分からなくなったり。ただ夢中で読みました。歌詞とは違うASKAの詩。2019/04/26

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