内容説明
県立高校の社会科教師として38年間の教職生活を終えた笹川。定年後は常勤講師として再雇用され、4月から再び教壇に立つことになったが、それからわずか一ヵ月後、校長から衝撃の宣告を受ける。さらに、定年後の生活を見据えて、退職金の大半をはたいて実家の大規模リフォームを実施したが、明らかな手抜き工事が見つかってしまう。同時に、妻が勤務する学童クラブには閉鎖の話が持ち上がり…。「バラ色の老後」は、いったいどうなる!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ＠2019.11.2～一時休止
70
このタイトルでこの内容ならイヤミスにすればいいのに最後はハッピー展開に・・・。2019/09/27
Syo
31
う〜む、何でこの本を 知ったんだっけ。 途中まで、 ひたすら暗い話だったけど そっかそっか。 なるほどね。 2020/09/26
☆（´(ｪ)｀）☆
26
表紙とタイトルで購入したが、読み始めたら私には読み切る自信が無くなってきた。作者が教師をしていたからでしょうが、学校絡みの細かい話かあり、なかなか理解できなくて。3分の2を過ぎたあたりから話は急展開し一気読み。読み終えたら、教師ってこうなんだ、公立高校って、学童ってこうなんだ、フムフムって感情になりました。結果オーライ!2021/05/23
みいやん
16
愛川さんもラノベを？ラノベではなかった。美少女探偵も落語家も登場しない。ミステリー度ほとんどゼロ。ご自身がずっと教職であったらしくリアリティはあるけどグチグチと不平不満不運が述べられて疲れた。2019/10/01
Tomomi Yazaki
15
定年後のサラリーマンの体験記かと思ったら、しがない老教師の小説でした。読んでみると老後にかかるお金の問題、特に年金に関してかなり参考となりました。主人公はポジティブ思考の持ち主ですが、それが仇となり次々と落とし穴にはまっていってしまう。人の不幸は蜜の味、とよく言いますが、こんな救いようのない話を読んでもなぜかちっとも面白くない。内容が細に至り、それを理解するのに気を取られ、小説としてリラックスして読めないからかも知れません。まあ、ブラ子ちゃんのお蔭で溜飲を下げましたが、もうちょっと短くしてもいいお話では？2019/09/12
