作編曲家 大村雅朗の軌跡 1951-1997

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作編曲家 大村雅朗の軌跡 1951-1997

  • ISBN:9784866470191

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内容説明

作編曲家として駆け抜けた46年の生涯とその功績を、
生前関わりのあった著名人たちの証言とともに紐解く。

[撮り下ろしインタビュー掲載]
大江千里、大沢誉志幸、辛島美登里、くま井ゆう子、
小室哲哉、松田聖子、松本隆、八神純子、渡辺美里(五十音順)ほか多数!


大村が生まれ育った福岡でも取材を敢行。
生い立ちから晩年に至るまでをつまびらかにし、
大村とともに多くのヒット曲を生み出したディレクター、
エンジニア、そしてミュージシャンからのコメントも多数掲載。

また業界誌『オリコンORIGINAL CONFIDENCE』
96年2/26号での大村雅朗氏本人の
生前ラスト・インタビューを特別掲載!
さらに1,600曲を超える編曲作品リストも! !


大村雅朗(おおむらまさあき)
1951年生まれ、福岡県出身。幼少の頃からピアノを習い、中学・高校では吹奏楽部に入部。
高校3年時には部長として全国大会に出場。高校を卒業後、ネム音楽院に1期生として入学、
その後はヤマハ音楽振興会九州支部のスタッフを経て78年に上京。
同年、八神純子の「みずいろの雨」の編曲を手がけ、一躍ヒットメーカーに躍進。
中でも作曲・編曲を手がけた松田聖子の「SWEET MEMORIES」は後世に残る名曲となった。
97年、肺不全のため46歳の若さで死去。
日本のポップス界が大村雅朗という天才アレンジャーを失った代償は計り知れない。

[代表曲]
八神純子「みずいろの雨」「パープルタウン」、石川ひとみ「くるみ割り人形」、山口百恵「謝肉祭」、
石野真子「思いっきりサンバ」、松田聖子「青い珊瑚礁」「チェリーブラッサム」「夏の扉」「SWEET MEMORIES」、
河合奈保子「スマイル・フォー・ミー」「UNバランス」、渡辺徹「約束」、吉川晃司「モニカ」「LA VIE EN ROSE」、
薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」、岡田有希子「リトルプリンセス」、大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」、
南野陽子「恥ずかしすぎて」、原田知世「早春物語」「どうしてますか」、中山美穂「JINGI・愛してもらいます」
「ツイてるね ノってるね」、渡辺美里「My Revolution」「BELIEVE」、小泉今日子「水のルージュ」他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

41
なぜか同じ苗字とか似た名前だと興味が持てないというわけのわからん先入観で浜田省吾とごっちゃになって浜田金吾に気付くの遅れたりするわけで、なぜか大村憲司と一緒になって地味なアレンジャーと思ってた人ですがすごいよ。福岡出身ということ同郷の人にはやさしくということで、評価上がる。初めての仕事が西田恭平かと思い、福岡の人しかわかんないというか50くらいの俺と同年代の人しかわかんないよなと思いつつ読む。表紙の写真がかっこよく目立ちすぎないアレンジというか本人の意向があんまり目立たずというところが音にもでていていい。2017/11/17

山田太郎

25
再読というか何回も読み直してるけど何回読んでも面白いなと。松本隆と大江千里が特によい。松本隆とか松武秀樹とか松原正樹とか松田聖子とかなんか松で始まる人がよく絡んでくるなと。松田聖子のレコーディングの途中で泣き出した話は本当にいい話だなと。娘の件で現在揉めていらっしゃいますが。ということで松田聖子のアルバム聞くかと思った。2022/01/11

(あか・ω・ねこ)

9
編曲家という存在を、この人で知った。生きていれば、いい年のとりかたをしてカッコいいおじさまになっていただろうな。2018/04/30

qoop

5
主に編曲家としてポピュラー音楽の第一線で活躍するも早逝した大村。彼を知る人々の証言から、その人物像と仕事の概要を明らかにしようと試みたのが本書。巻末リストを見て、この曲もあの曲もこの人だった、80年代ポップスの豊穣さをここまで支えていた人だったか、と改めて驚き痛感した。きらびやかで都会的なイントロの数々を思い出しながら読んだ。2018/08/04

ShogoHirara

5
この本はとても構成がいい。ある意味大村雅朗の実績を知った上で読む人が多いということを踏まえているのだろうけど、スゴイ人なんですよ、なんて一言も言わない。全部インタビューした相手が勝手に言ってくれる。しかもみんな言いたくてしようがない。生の言葉に溢れていて、もちろん社交辞令的言葉もあるが、その実績に才能に為人に心酔、または認めざるをえないという思いが溢れている。そしてその順番がいい。実績は丁寧な年代別の楽曲リストで。ただ読むだけでジーンと来てしまう。失った才能は大きい。2017/10/24

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