内容説明
座右の銘を聞かれたら、迷わず「継続は力なり」と答えます。
なぜならば、私は小野二郎という人を一番近くでみてきましたから。
――小野禎一
鮨の名店・銀座「すきやばし次郎」で、現在93歳、世界最高齢の三ツ星料理人・小野二郎とともにつけ場に立つ長男・禎一(よしかず)のロングインタビュー。
幼少時代の思い出から、人生の岐路と選択、鮨職人という仕事、天才といわれる父・二郎との関係をありのままに語った半生記は、期せずして出色の職人論・仕事論ともなっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西澤 隆
6
すきやばし次郎は寿司の世界の大看板。社用接待族が経費で食べる超高級寿司とは一線を画した寿司好きの集う店の伝説的職人として「小野二郞」という名前の迫力はとてつもないもの。それだけに息子であり二番目職人として仕事をする禎一さんへの何度も重ねられたインタビューには極めても天井のない修行を長年重ねられ、自信を持ちながらもさらに上を目指す「名人としての息子」の姿が伝わってくる。少なくとも周りから見られる目は相当にしんどい環境だったはず。こう言えるようになるまでの日々を想像すれば、ただただ修行し続ける凄さを感じます。2021/04/06
takao
3
ふむ2021/08/30
breguet4194q
1
「継続は力なり」という言葉がありますが、この二人ほど説得力のある人生を生きてる人はいないと実感できる一冊です。2019/11/03