ゼロコミックスデラックス セルナンバー8

著者名：石原理【著】

リブレ（2019/10発売）

• ISBN：9784862631060

内容説明

海上プリズンアルカトラズJr.から脱走したナギとコージ。凶暴児のナギと知能犯のコージはまるで水と油。全く気が合わない状態で、互いの感情を共有しあう脱走防止用“神経錠”で繋がれたまま逃走開始。彼らは、最高の人工知能「最」を作る為の実験材料だったのだ…！　そんな極限状態に置かれた二人に、いつしか本当の絆が芽生え始め…!?　活性細胞「セル8」を中心に、二人の生死をかけた時間が動き始める…!!　超話題作、遂に完結!!　シリーズ全てコンプリートした完全版！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さとまみ(コミックス&BL小説専用)]

展開が忙しすぎてよく分からない所もあったのですが、二人が生きている事に感謝だな。それしかないよ、うん。何がどうなったって感じだけれどもσ)>ω<*)ﾃﾍ

2018/02/21

[せ〜ちゃん]

★★★★ 石原理さんフェア。 これは近未来のSFかな？ んで、一応BLかな？ 今で言う刑務所から脱走したナギとコージは“神経錠”で繋がれている。 全くソリが合わないのに、お互いの痛みから感情まで共有し合いながら死闘を繰り広げ･･･。 何ともスケールの大きな生体実験な訳だが、やっぱり人って「感情」で生きてるんですよね♪ 二人に何らかの絆が出来始めてからは、それぞれのセリフ一つ一つがずきゅんとキちゃうんですよ～！ ドキドキしながら楽しく読了です。

2015/04/07

[ぽむ]

ブックパス読み放題 見えない描写 ★★★

2016/05/21

[チハヤ]

人工知能『最』の情操教育のため、被験者として神経錠で繋がれた少年達の逃走劇。己を生かすためだけに己しか信じない冷徹無比で狂犬みたいなナギが、さまざまな矛盾や葛藤を抱えたコージの人間くさい情動に触れて初めて他人への関心を覚え、お互いがお互いにとってまさに一蓮托生のかけがえのない存在になるまでの変遷にたまらなく惹かれる。苛酷な運命に何度引き裂かれても、もがれた片翼を己のすべてを賭しても取り戻そうとする二人の強靭な結びつきが震えるくらい魅力的。石原さんにしか描けないこの唯一無二の世界観と関係性が大好きな作品。

[wipe]

本が厚くていつ読み終わるんだろ‥なんてのは取り越し苦労だった。面白かった。この読後感は映画館から出てきた感じと似てる。そうして、スゴい世界観で構築された話に一貫して流れ、辿り着く先は間違いなくBでLOVE。共有し合う肉体と感覚って究極の一体化、萌えだわ。「フリートーク」回復されてよかった、本当に。今、過去作と新たな石原さんの作品を読める幸せに私も感謝します。ぜひ続編を。(2007)

2012/09/16