内容説明
日韓W杯で日本中が熱狂する夜、都内で黄金色に彩られた男性の左足首が見つかった。その秋、八咫烏(やたがらす)で知られる紀伊半島の那智・熊野へ温泉旅行に出た志垣警部と和久井刑事は、山深い十津川村で、こんどは金色の右足首を見つける。さらに北海道の小樽で第3の足首が……。足にこだわる猟奇的な分解殺人の真相は? 日韓W杯と同時進行の世にも奇妙な分解殺人! 死者は3本の足を持つのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
26
今回は奈良県十津川温泉、だけど温泉地のことはいつもより少なめでサッカーネタがたくさん。2002年、日韓ワールドカップで盛り上がっているとき、電話ボックスで黄金の足の指が発見され…。サッカーに興味ない自分でも確かにあの頃の日本の空気には気づいてた。事件は犯人の思考が怖い…。2020/09/01
ホームズ
2
黄金に塗られた足首って謎はいつもながら面白いんですけどね(笑)今回は「読者への挑戦状」までついていたのに(笑)日韓W杯の話はまあ基本的に韓国嫌いですから(笑)あのベスト4はね~。まあ第1回のWBCの話も確かにもっともですがね(笑)2009/09/13
あ~ち
0
サッカーよく分からないし、ワールドカップも全然分からない。それにからめた話だったので、読むペースがいつもよりかなり遅かった。前に「被害者は加害者」ってことを言っててちょっと納得した部分もあったけど、今回は完全に自分勝手な殺人といった印象。2010/04/07