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内容説明
脳の機能を利用して快眠を手に入れよう。
なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚める、寝過ぎてしまう・・・・・・など睡眠に何らかの難がある日本人は2000万人を超えるとも言われている。日本人の平均睡眠時間は、それまで睡眠不足大国と言われた韓国をも抜き、世界一短い国民でもある。日本人は眠る時間を削ってまで仕事ができることを美徳とする風潮が一部で残っているが、一晩徹夜すると脳の機能はビール大瓶1本飲んだのと同程度に低下する。徹夜明けに車を運転するなど自殺行為に近いのだ。
寝不足が続くと肥満になりやすく、糖尿病やうつ病、認知症など様々な病気のリスクが格段に高まり、がん患者は病の悪化を招くことが国際会議でも確認されている。眠りたいために寝酒をしたり、睡眠導入剤や睡眠薬を服用している人も多いが、副作用によって、さらに体に負担をかけることにもつながりかねない。
本書は脳研究の第一人者が自ら考案した「脳番地」という概念を元に、脳の機能を利用して快眠を手に入れる術を披露し、不眠に悩む人々の手助けとなる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
12
脳番のエリアで考える、入眠法。 日中十分に脳を使えず、反対に入眠直前に活性化させると、睡眠が浅くなる。コンビニやスマホなど、深夜に刺激が多く入眠しにくいのが現代。それを解決する本書の主な内容は、①脳番地睡眠法、②運動、③言語。①日中よく活動し十分に疲弊したエリアは、深夜に急速状態に入りやすい。分野ごとの十分な使用を意識する。②日中に十分な運動を行い、運動系脳番地を活用する。③言語系脳番地の活用には、他人との交流が必要。日中十分に会話した後は、深夜の反芻思考を止める。思考を紙に書き出し、脳の活動を抑える。2023/08/09
チャー
7
脳への影響という視点から睡眠の重要性を説いた本。睡眠不足は身体に良くないが、さらにそれは認知症へのリスクを高めると著者は説く。本書では深く眠るための具体的な方法にも触れており参考になる。よく寝るためにも日中は他人とコミュニケーションを取る、外出するなどして脳の機能を使うことも大切。健康寿命を延ばす面からも、認知症のリスクを減らすために普段から質の高い睡眠を確保することが必要と感じた。睡眠時無呼吸症候群も脳への影響は少なくない。睡眠時間を確保したとしてもその質も重要。2021/03/17
ヨハネス
6
出た!「脳番地」の人だー。脳の不得意分野に合わせた対処法を考えてくれてますが、むしろ得意分野が過敏で不眠の例が多いようです。タイトル「若返る」に釣られてしまいしたが少し期待外れかも。正しい睡眠をとれば脳が「成長」するので若返ることになるそうです。大人のADHDは寝不足から発症することがあるってほんとなら恐ろしい。悪夢と滝行の話は面白かったです。入眠対策の話がほとんどで、やはりあたしの悩み中途覚醒の話はなかったなあ。2020/02/10
mori
1
寝不足は怖い。寝不足が認知症にもつながるとのこと。 十分な睡眠とは?脳を眠らせる方法についてなどよかった。2022/10/15
かなかな
1
2022年9月5日㈪audiobook読了。 睡眠の質量は生活習慣で不眠は生活習慣病かと思いました。 睡眠不足は結局ツケがくる。 不眠症から認知症というのもそんな気がします。2022/09/05
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