小学館新書<br> 天皇論「日米激突」(小学館新書)

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小学館新書
天皇論「日米激突」(小学館新書)

  • ISBN:9784098253579

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内容説明

タブー一切なしの衝撃的「天皇論」。

ベストセラーシリーズ『天皇論』の小林よしのりと、『国民の天皇』で大佛次郎論壇賞を受賞し、近著『天皇と日本人』でも論議を巻き起こした米国の日本研究者ケネス・ルオフが、天皇・皇室を巡る問題を大激論!

「そもそも神武天皇は実在しない」から始まり、「天皇が韓国に行ったならば」「大嘗祭は国費でやるべきか」「天皇に人権はあるのか」「外国人労働者と天皇」「昭和天皇に戦争責任はあるか」「ハーフの天皇はありか?」などなど、日米の論客がタブー一切なしで語り合った衝撃的かつ、まったく新しい「天皇論」。

2人の激しい論戦から、新しい時代の天皇と皇室、そして新しい日本のかたちが見えてくる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

216
本当に最近は議論と言いつつ自分の意見を披露してマウンティングするだけのスタイルが多い。しかし本書は互いに議論を噛み合わせようとするそれぞれの考え方がわかりやすいし、意見の不一致があってもそれを潰すのでなく、キチンとした意見を持ってるもの通しで考えて発言している感じが良かった。2019/12/04

Y2K☮

31
神話と伝承、史実を分ける。常識的に考えれば神武天皇も天照大神も実在しない。だから無視するのではなく、なぜそういうフィクションが定着したかを考え、自然な意味を読み取ればいい。少なくとも男系絶対という答えは出て来ない。靖国神社の歴史観は私的見解であって国の公式ではないという前提は必要。A級戦犯合祀を講和条約違反と捉える視点や昭和天皇の戦争責任論も理解はできる。が、国民が戦争を支持したという事実をぼかす方が後の世に対して危険だ。ただ可能だったかはともかく、講和後のある時点で退位すべきだったという意見も一理ある。2019/10/10

みのくま

11
皇室に関わる諸問題に対して、ぼくは120%小林よしのりに賛成する。皇室の皆様の人権の回復、女性・女系天皇は大賛成である。そしてなぜ「天皇」が必要かという点だが、権力と権威の分離の必要性もさることながら、合理性近代性を超越した存在が人間には必要だと思うからだ。それは一朝一夕で創れるものではないし、また人工的なものですらないのかもしれない。無私の心ですべての人間の幸せを祈念して下さる奇跡のような存在が「天皇」なのである。だからこそ皇室の待遇改善は急務だし、持続可能性を下げる因習(男系)はすぐに撤廃すべきである2020/09/22

百式改(公論サポーター東海)

8
天皇の自由を奪っているのは国民だと言う説に全国民がそのように思えれば皇統問題など速やかに解決するのだろうと思う。 皇室が権威のみの存在であることが独裁を阻んでいることが周知されれば皇室に対する関心も上がり憲法問題も議論されるようになるだろう。2019/12/28

7
なかなか読み応えのある対談だった。こういう建設的な議論をぜひ続けて皇統の維持発展に繋げて欲しい。2019/10/07

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