旅行ガイドブックから読み解く 明治・大正・昭和 日本人のアジア観光

個数:1
紙書籍版価格
¥2,640
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

旅行ガイドブックから読み解く 明治・大正・昭和 日本人のアジア観光

  • 著者名:小牟田哲彦
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 草思社(2019/09発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794224026

ファイル: /

内容説明

昔はアジア旅行も大らかだった。
日露戦争後、明治末からとたんに東アジアへ旅行に行く人が増えて、各種旅行ガイドブックが刊行されてきた。
読み捨てられたそれらのガイドブックを古本で集め、丹念に読み解く作業を続けると、歴史のリアルな実相が見えてくる。
船や鉄道の乗り継ぎ、観光地、旅館、ナイトライフ、通貨、パスポートなど、現代の旅行客と同じ問題を当時はどうやって解決していたか。
鉄道や旅行の歴史に詳しい著者が、時刻表や路線図などを駆使して、昔のアジア旅行の実態を検証。
楽しい観光旅行を追体験したり、戦後の団体旅行ブームや、閉鎖的な社会主義国への旅行など、朝鮮・満州・中国・台湾の激変する歴史を旅行という観点から見直した稀有な論考。
写真、図版多数挿入。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

uniemo

5
戦前は東京発ベルリン行きの鉄道通し切符が買えて時刻表が存在するなんて、時刻表みて通過する駅を考えるだけで楽しい。日露戦争後わりとすぐの戦跡ツアーなんて参加するのも勇気がいりそうだけど、勝利国だったわけだから余裕があったのかな、観光旅行できる程治安良かったのかななど昔のガイドブックを見ることで歴史や当時の風潮が垣間見れるところが面白かった。2019/08/17

やまほら

4
その時代の「ガイドブック」を使って、旅行の姿を描いたもの。約3分の2が戦前、3分の1が戦後。戦前に未知の内容が多いのは当然だが、冗長ではないかと危惧した戦後の部分がかなり面白かった。時々聞く「海外旅行の自由化」の意味もよくわかったし、長い間海外旅行は男性のものだったこと。従って、男性向けの内容が堂々とガイドブックに書かれていたこと等、今の感覚だとちょっとびっくりしてしまう。その他、興味深い内容が盛りだくさんで、『大日本帝国の海外鉄道』と素材は似ているが、これはこれで楽しく読めた。2019/07/21

ozapin

2
ガイドブックは、古くなったといって捨ててはいけなかったのだなあと反省する。ものすごいジャーナルで史料的価値があるのだなあ。2019/08/05

siomin

1
ガイドブックの記述を追っていけば,旅行先をどのように見ていたのがわかる。さらに,東アジアならば明治期から行き来がありガイドブックが現存しているので,現在まで通して比較することができる。そうしてできたのが本冊です。中華民国はある時までパスポート無しでも入国できたというのは興味深いですし,東アジアならば日本語や日本円もある程度通用するというのも注目です。ある時期まで旅行は男ばかりなので,ガイドブックも「男目線」だったとは。それだけ昨今は女性の海外旅行が盛んになったわけですし,さすがに以前はあけすけ過ぎました。2025/03/20

takao

1
ふむ2025/01/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13991261
  • ご注意事項

最近チェックした商品