光文社文庫 復讐に明日はない

著者名：大藪春彦

光文社（2019/09発売）

• ISBN：9784334739713

内容説明

実業家の鳥羽崇は、両親を自動車事故で失った。二人の体には不自然な傷があったが、警察は事故死で片づけてしまう。しかも、父の会社や財産の名義は、ある企業のものへと書き換えられていた。そして、何者かの魔手は、愛する妻の命をも……。復讐の鬼と化した鳥羽は、権力の中枢に巣喰う巨大組織に、単身、殴り込みをかける！　血で血を洗うアクション巨編！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ﾄﾞﾝﾄ]

初大薮作品。両親と妻を殺され復讐の鬼と化した男が、「悪党を襲う／襲われる」「暴力で情報を聞き出す」を繰り返していくハードボイルドアクション。銃撃、殺戮、爆発など法治国家とは思えぬ戦闘が、情を寄せ付けぬカラカラに乾いた文章で繰り広げられていく。無数の悪党は慈悲なくぶっ殺し、拷問は手数は少ないが凄惨、ほぼ無関係な人たちもポンコロ死ぬ倫理観がすごいのだが、いいじゃない、復讐の鬼だもの。小説だもの。主人公がほとんど危機に陥らずはい次、よし次、と場所と相手を変えて進みただただ小気味良い。とにかく強い小説であった。

2019/04/04

[08041511]

昔は良く読んでいた大藪作品、超久々に読んでみたけど、安定の復讐ストーリーで懐かしかった。

2017/07/30

[のりのりのり]

いつもの大藪ヒーロー通り、桁外れの戦闘能力を持っている。その戦闘能力を身に付けるまでの説明が他の作品に比べるとややあっさりしている。が、いつも通りの大藪春彦。面白い。

2016/06/14

[ジン]

大藪ワールド全開(^^)

[大工のおかみさん]

面白かったです(*•̀ᴗ•́*)👍 一気に読み終えました(✌'ω' ✌) ただ、主人公の鳥羽崇､､､殺し過ぎ(＠_＠;)

2022/06/10