内容説明
不可解な連続殺人事件が東京を震撼させていた。青い電飾が遺体のそばに撒かれるという以外には各事件の接点はない。同じ頃、作家でブルーライト探偵社所長の草壁ユナのもとに女友達の秋子から助けを求めるメールが届く。家族に確認すると、ユナと旅行中だというがユナに覚えはなかった。また、探偵社で依頼を受けた身辺調査が連続殺人事件と奇妙な繋がりを……数々の伏線が回収され、何度も騙される……ミステリーの醍醐味が味わえる本格サスペンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
34
ラストの「Aが邪魔」狂気の行動に至る事象の積み重ねの描写が巧い さすがの柴田作品。久しぶりに堪能しました。事件現場には25センチほどの長さの青の電飾。既視感・・既読感あり。ケーキ屋の事故辺りからは未読。たぶん。解説は大矢博子氏。《現時点での柴田よしきのすべてが入った一冊》 大矢先生、コーヒーを入れるために雇われた女性社員はね、練が麻生に飲んでもらうために雇ったのです。2019/12/18
coco夏ko10角
21
遺体のそばに青い電飾が撒かれている連続殺人事件、探偵社所長の友人が行方不明、有名人からの依頼…。予想以上に色々繋がっていって後半の伏線回収がすごい。面白かった。高坂かっこいいなぁ、この探偵社でシリーズ化は難しいかな。2021/04/23
クキモン
15
脅迫、誘拐、連続殺人が同時進行で展開し、息つく間もないストーリー。面白かったです。柴田さんの文章はとにかく読み易く、読書というより頭の中のスクリーンを見るという感覚です。主人公の探偵社の女性所長が、自宅でパンを焼くシーンが好きです。ブルーライト探偵社を舞台にして是非、シリーズ化して欲しいと思いました。2021/07/25
一五
11
解説絶讚 柴田よしきらしい(久しぶりな?)ミステリ。私立探偵たち 格好いい。読むのに時間かかったけど(もうほとんど元)ミステリファンとしては やっぱりこういうの面白い2023/03/04
かおりっくま
11
帯に「何度もだまされる」とあったがそういう類いのミステリではない。だまされる前にあれよあれよと事件が起き、登場人物たちの糸が絡まって「何が何だかわからない」のに気がついたらすっきり解けている、そんな小説だった2021/07/25
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