平凡社新書<br> 文学に描かれた「橋」

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平凡社新書
文学に描かれた「橋」

  • 著者名:磯辺勝
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 平凡社(2019/09発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582859225

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内容説明

これまでに著者が読んできた詩歌、小説、随筆、折にふれて見てきた絵画などを通じて、「橋」の記憶を掘り起こしつつ、人々にとって「橋」とはどのようなものだったのかを描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chang_ume

8
「橋」を連結点とするか、分岐点と捉えるか。著者は後者を見ているように思う。だから生まれる景色は橋の上だ。通過ではない。そこに渡る人の逡巡を見て取るか、あるいは決意を感じるか。ともに時間が橋の上で流れている。人は動かないが、川は流れる。そのコントラストも橋の条件だろうか。橋を補助線に引いたさまざまな作品紹介ですが、正直なところやや退屈でどうしたもんかなとページをめくるうち、終章で著者の熱が現れる。ただもう少し、橋への熱情(執着)が語られてもよかった気もする。はたして本書に橋は必要だったのだろうかとも。2019/10/16

てくてく

7
「橋」に関する文学アンソロジーというべきか。川端康成にとっての橋などが取り上げられており、それなりに楽しかった。2019/10/02

お抹茶

1
大阪は東京よりも水に親しく,川の水面が高い。道頓堀の橋,特に戎橋は賑わっていて,橋にかかるとほっと一息気持ちの変化を感じられる。三島由紀夫の『橋づくし』は,橋を巡る願掛けの場面場面での心理が実に細やかで,近代的な弾力のようなものを持った切れ味の良い小説。池谷信三郎『橋』の橋は,女というものの難解さを象徴している。2022/05/07

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