内容説明
ビールだマグロだ宴会だ! 過去最大の怪しいメンバーが台湾東南の田舎町に集結。ニワトリに包囲された一軒家で目的のない大集団合宿を敢行する。謎のうどんと格闘し、離島でマグロを狙い、小学生に真剣野球勝負を挑み、即席楽団が町を練り歩く。ひらひらやふにゃへらを相手にシーナ隊長はどう立ち向かうのか? 抱腹絶倒暴飲無駄酔的満腹御礼の完全カキオロシ三部作ファイナル!
本編に加えて、シーナ隊長や隊員が「あやしい探検隊」を振り返る座談会を巻末に収録。さらに盟友・沢野ひとしによるイラスト、四コマ漫画を豊富に散りばめたファン必携の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
79
タイトルには「さらば」の文字。「乱入シリーズ」三部作の最終作。東ケト会(東日本なんでもケトばす会)を発端に、全国いや世界のあちらこちらを探検していた怪しい探検隊もこれが最後?今回は台湾を探検します。はっきり言って、多くの人から見たら「いい歳したおっさん達が、ただ飲んで騒いでいるだけじゃないの?」って思うかもしれない。その通り!でもこれがまた楽しいんだよね。今回は借家住まいでしたが、テント泊ならばなお楽しい。これで最後かと思ったけれど雑魚釣り隊の方はまだ続くようなので、まだまだ楽しめますね。良かった。★★★2019/10/24
へくとぱすかる
60
行き当たりばったりで、地元の小学校の児童と野球大会を始めてしまう、怪しい日本のオジさんたち。そりゃ先生だって警戒しますがな。略して「あやたん」と言うなんて、知らなかったなぁ(笑)。雑魚釣り隊と何がちがうのか、全然わからない。メンバーもほとんど同じらしい。要するに探検隊かどうかが怪しいのだな、と納得。観光地では全くないような村に半月も居座って、自炊とビールの生活をするところが、ちょっぴり探検隊みたい。シリーズ・ファイナルらしいけど、まだ当分おとっつあんたちの話が読めそうで安心。台湾に行きたくなる一冊。2019/09/30
ドナルド@灯れ松明の火
23
いよいよ、あやたんこと「あやしい探検隊」シリーズは完了してしまった。よくぞ続いたもんだ。しかし同じようなメンバーで雑魚釣り隊は継続されるのでまだまだ楽しめそうである。お薦め2019/12/27
wasabi
19
私、シーナさんの一端のファンに違いない。が、彼の小説はなんとも面白く感じ得ず、こと実録、エッセイの類においてはただモノではないと思う。あやしい探検隊長、お疲れ様でした。最後は台湾の寒村にて、いつもの成り行き任せの遠征で締めて頂きました。う〜ん、愉しそうなれど潮時でしょうな。飲んで食ってはしゃぎまくる多勢の隊員たち。でもシーナさん、あなた自身が彼らに負けぬ熱量でヨロコビを感じておらんでしょう。気力体力が伴わず、彼らの傍観記ですね。今年コロナに罹られたとのこと、ゆっくり養生ください。寂しいけど時代は移りゆく。2021/11/19
時代
14
あやしい探険隊三部作のファイナル。って今までもっとシリーズがあったようななかったような。とにかくいつものビールだ宴会だ合宿だ釣りだのバカバナシ。挿入の写真も楽しそうでいい感じ。呑んで騒いで食ってるだけが幸せなんだな。いい歳してみんな少年なんだな◎2019/09/26