岩波新書<br> 外国語上達法

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岩波新書
外国語上達法

  • 著者名:千野栄一
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2019/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004203292

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内容説明

外国語コンプレックスに悩む一学生は、どのようにして英・独・仏・チェコ語をはじめとする数々のことばをモノにしていったか。辞書・学習書の選び方、発音・語彙・会話の身につけ方、文法の面白さなど、習得のためのコツを、著者の体験と達人たちの知恵をちりばめて語る。言語学の最新の成果に裏づけられた外国語入門書の決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

116
普通外国語というと英語が主体となりますが、この本では外国語ということで言語学の観点からの上達法を説いています。基本的なこと、すなわちなぜ学ぶのかということから始めて、語彙、文法、学習書、教師、辞書、発音、会話ということでどの外国語習得のためにでも通用するような入門書です。辞書フェチの私にとって「辞書は多いほどいい」というありがたい言葉がありました。2015/12/30

猫丸にゃん太

44
外国語の勉強法についての名高い本。言語習得に於ける最重要点は語彙と文法なのだと言う。これを中心に話を広げて行く。話は当たり前の事が書かれているが、それを意識するのは大切である。自分の必要な言語と到達レベルを見極めて学習する事が大切であり、過剰は悪なのだと言う。つまり、習得言語が多い程メンテナンスに時間がかかり、意思疎通が目的だけの人が学者が必要とする勉強をするのは労力の無駄だという。そして、この目的意識が重要であり、これが学習意欲の肝であり、学習方向の指針なのである。レアリアの重要性の話は興味深かった。2015/03/14

まさむ♪ね

42
まごうことなき名著だろう。1986年に出版された本だが全く古びない。目からウロコが何枚落ちたことか、おがげで落ちるウロコがなくなってしまった。完全に迷える子羊だったわたしに今いる場所と目指すべき場所をはっきりと指し示してくれた。ユーモアを交えたカジュアルな文章もありがたい。外国語を学ぶ者にとって本書はこれ以上ない羅針盤となるに違いない。惜しむらくは、もっと早く読んでいれば!2014/10/18

しょーた

41
少しでも第二言語(英語)の上達に寄与することを願って読んだ。外国語習得に関して、何よりも大事なことは目的と目標を明確にすること。「なぜ学ぶのか?ゴールはどこか?」という問いに対し、しっかりとした答えを持っているか否か、で言語習得の成功率に差が出る。次に、言語習得に必要なものは、『お金と時間』。この二つを投資せずにできないと言うなかれ、そう解釈した。中身に関して言えば、頻度の高い語彙を暗記し、正しい発音と文法を進め、同じことを何度も繰り返す。一見当たり前のことだが、それが出来ていなかったのだと反省した。2015/03/17

Nobuko Hashimoto

27
1986年に発行されてから今もずっと支持されている名著。語学の習得はもちろん、何かを身につける、教えることの本質をあらためて考えたいときにも。語学の神様たちの仰天エピソードが好きです。月イチ書評連載@関西ウーマンで取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=2015862019/09/04

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