実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決

著者名：ジャスパーウ/見崎大悟

インプレス（2019/09発売）

• ISBN：9784295007326

内容説明

デザイン思考とは、「人々がもつ本当の問題」を解決するための考え方です。共感、定義、アイデア、プロトタイプ、テストといったプロセスを通して、ユーザーを深く理解し、新しいプロダクトのアイデアを生み出します。著者は、デザイン思考教育の総本山であるスタンフォード大学d.school在学中に、デザイン思考のファシリテーターとしてキャリアをスタートし、卒業後は楽天やメルカリでデザイン思考を実践してきました。本書は、著者がこれまで学んだd.schoolの授業や、ファシリテーターとしてかかわってきたワークショップをベースとし、デザイン思考を身に付けるための具体的なノウハウを解説しています。全章を通して、「実践」に重きをおいており、デザイン思考の考え方やスキルを身に付けられる構成になっています。

目次

表紙
はじめに
第1章　なぜデザイン思考が必要なのか
第2章　デザイン思考をやってみよう
第3章　ツールキットを使ってみよう
第4章　チームを活性化させるファシリテーション
第5章　デザイン思考のいまと未来
おわりに
読者アンケートのお願い
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぴえろ]

デザイン思考=問題解決の方法。研修を受けているかのようにデザイン思考のプロセスが丁寧に説明されており、またそのプロセスを円滑に進めるためのツールキット(フレームワーク)も紹介されている。チーム活動を活性化させるファシリテーターの役割、条件やチーム作業の前のアイスブレイクのためのアクティビティ(一種のゲーム)もいくつか紹介されていて面白かった。

2020/06/25

[ニッポニア]

全ての中心には人、デザイン思考で問題解決。以下メモ。参加者の多様性を意識し、手を動かす機会を作り、チャレンジしやすい環境を。デザイン思考のプロセスは①共感②定義③アイデア④プロトタイプ⑤テスト、これをひたすら繰り返す。共感プロセスのインタビューでは、極端なユーザーを重視する。なぜ、なぜ、と聞き矛盾を引き出した上で、それをヒントに本質に迫る。ファシリテーターありきのブレインストーミング、なんとなくやっても成功しない。制約を課すことでアイデアは深まり、広がる。イエスアンドで。誰もがクリエイティブになれる。

2025/10/08

[ニッポニア]

すべての中心には人がいる、デザイン思考とはマインドセット。以下メモ。人間の行動は新しいサービスを受け入れることによって変化している。問題を見つけるための情報を集める際、極端なユーザを重視する。良いブレインストーミングの要素、ファシリテーター、スペース、トピックを明確、時間設定、6人程度。アイデア出しのマインドセットジャッジしない大胆にイエスアンド1度で発言できるのは1人トピックに注意、可視化、質より量。早く失敗することで弱点や欠点を発見。デザイン思考、体験を重視するとは、人間中心の成熟した文化を築くこと。

2025/05/11

[miho]

【2022-121】【図】デザイン思考とは、「外観をよくする、美しく整える」という意味ではなく、「(問題を解決する方法を)設計(Design)するための考え方」を身につけること。そのためのプロセスやツールキットが載っているので、実際にチームメンバーでアイデア出しするときなどには活用できそう。

2022/12/18

[Valkyrie]

【Kindle Unlimited】デザイン思考とは何なのか、具体例を出して丁寧に紹介しているので初めて触れるヒトでも分り易い内容だと感じた。インタビューのコツ、よいファシリテーターの条件はデザイン思考に限らず応用できることが多そうだ。最近は普通になってきたけど失敗をマイナスとせず次の成功のヒントとする思考はやっぱり大事だよね。

2020/03/02