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内容説明
三成と上杉の「挟撃策」、午前中は押し気味だった西軍、迷う小早川秀秋……。通説の「関ヶ原」は完全に覆った! 豊臣秀吉の死後、天下を狙う徳川家康。一方、豊臣政権を守ろうとする石田三成は、上杉家の直江兼続とともに家康を東西から挟撃する策を練る。さらに関ヶ原で西軍は、後年、ドイツのメッケルに「西軍勝利」と言わしめたほど見事な布陣をし、東軍と互角以上に戦いながらも、小早川秀秋の裏切りで敗れた……。小説やテレビドラマ、映画等でおなじみのこれらの逸話は、後世に編纂された二次史料から生まれたフィクションであった。では、同時代の一次史料から関ヶ原合戦を眺めたとき、何が見えてくるのか。最新の研究を踏まえて、従来の関ヶ原のイメージを完全に覆す書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
29
通説と新説を紹介しています。著者の新説はほとんどありませんが、昨今出ている新説を上手くまとめているように感じました。一次資料イコール正しいわけではないので、まだまだいろいろな説を楽しめそうです。2024/06/14
みこ
22
渡邊大門氏にしては奇を衒ったタイトルだが、読んでみるとその意味に納得。私達が関ケ原の合戦として知っているものが大半が史実を基にしたフィクションから得た知識だったりする。関ケ原を引き起こした西軍側の三人のうち、石田三成と安国寺恵瓊は刑死、直江兼続は後に家名断絶と後世の人間が言いたい放題言っても構わない雰囲気にさせられたことも原因のようだ。小早川秀秋も島津義久も行き当たりばったりな印象だった。2020/01/20
岡本 正行
21
日が経って、感想を書こうとすると、正確さはもちろん、内容すら思い出せない。もう一度、読むとすらすら出ては来ると思う。しかし、図書館で借りた本なので、手元にない、あると本だらけになってしまう。断捨離、本は、金もかかるし、読んでいるときは、いい。読み終わったあと、どうするか、いつも手元に置いておきたい本は、探して買う。それでまた読むかと言えば、そうでもない。困ったもんだ。さて、関ヶ原、岐阜県に行ったとき、途中下車して、レンタサイクルで主な場所を廻った。そんあに何万人もが待機できる場所ではない。松尾山も険しい2022/02/20
六点
19
「関ケ原合戦シリーズ」と言うことで、関ヶ原合戦再評価本である。随分奇を衒ったタイトルであるが、タイトルとは異なり、『関ヶ原合戦研究あるいは織豊期末期研究の現況と展望』と称するのが相応しく手堅い本である。「ちょっと歴史に興味があるけどガチ研究書は敷居が高い」と思う読者が、研究の最前線の状況を、平易な表現でわかりやすく学ぶことができる良書といえる。しかし、関ケ原合戦に関わる研究者の間では、物凄く石田三成と毛利輝元に対する評価が別れているのだな、少しく苦笑するしか無い。これからの研究の進展が楽しみである。2019/09/27
月をみるもの
12
織田秀信が最初からじーちゃんのつくった岐阜城に籠城して、西軍が関ヶ原に後退せず、岐阜〜大垣ラインで戦ってたらどうなったのかな。。承久の乱では、このラインで戦って負けてるから、やっぱりダメか。。 https://www.city.kakamigahara.lg.jp/13720/28919/029160.html2019/12/03
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