内容説明
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失意の鴨長明が、日野の山奥、方丈の草庵に隠遁し、世の変遷と心の不安のなかに、自らの救いを求めようとする心境を、自伝的につづった、わが国随筆文学史上の不朽の名作。参考資料として、長明真跡の方丈記巻首、方丈庵遺跡を口絵に、現代語訳、解説、年譜、語彙索引を付し、川瀬一馬の名現代語訳でよみがえる。
感想・レビュー
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Sachi
3
下に注釈があるので原文のページでもだいたい理解できる。訳も読みやすい。解説ページも充実していて良い本だった。2015/01/02
Ucchy
1
22年前高1の頃に学校で配布されたのを改めて読む。時代は鎌倉初期。前半は、大火、竜巻、飢饉、大地震などの天災の記述とともに全ては虚しい、将来に対する悲観が語られている。東日本大震災後の「絆」みたいな前向きな言葉や「復興」という意識は見当たらない。後半の遁世・隠棲の記録の箇所は、今で言ったら都会での出世に見切りを付けて田舎に移住した人のブログのような感じがした。解説は長明の俗人としての生き様が紹介されており、興味深く読んだ。 2020/01/03
あみか
0
ああ、無常2021/02/20
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