犯人選挙

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犯人選挙

  • 著者名:深水黎一郎【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 講談社(2019/09発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065165577

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内容説明

SNSで話題沸騰!密室殺人の犯人を「7つの選択肢」からセレクト。前代未聞! 犯人を自分で決めるミステリー!!『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』の著者による新たな挑戦。築30年の「大泰荘」で8人の大学生が共同生活を送っていた。ある朝、マッチョな男性住人が鍵のかかった自室において遺体で発見される。深夜には建物の玄関にチェーン錠がかけられるため、たとえ鍵を持っていても中には入れない二重の「密室」で誰が彼を殺したのか? 住人の誰もが怪しく、誰にも動機が……。「7つの選択肢」から犯人を選んで下さい。先行読者投票の結果も収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

92
【NetGalley】初読みの作家さん。ミステリーの犯人を読者が決めるという斬新(?)な1冊。どういう事なのかと読んでいくと、マルチエンディング的なもの。ただ、そちらに重きを置いているせいか内容やミステリー度は私にはイマイチだった。第三部はかなりコミカルで、やはり私好みでは無かったのが残念。あの有名な中村さんの名前が出て来たのは笑ってしまったが…。他の作品はどんななのか読んでみたい。3012019/10/09

buchipanda3

83
風変わりな企画的本格ミステリ長編。題名通り、読者が犯人を選んで投票するというもの。著者らしさを感じさせるもので楽しんで読めた。解決編だけでなく、順位や投票者の推理もあり思わずニヤニヤ。本編は特殊密室の多重推理もの。解は7つあり、ノリも「ミステリーアリーナ」のようで柔軟で大胆な発想なのもある。設定上、仕方がないけどやや小粒感があったかな。問題編では肝となる情報を確定させていないことと怪しい伏線も色々ばらまかれていたので自由に推理を愉しめた。ラテン語のとか惑わされた。また新しいアイデアのミステリを期待。2019/09/26

cinos

61
企画は最高に面白いと思いました。当時投票には参加しませんでしたが、新しい試みだと思いました。でも第三部が多重推理ではあるけれど、期待したほど面白くない気がしました。登場人物が『第四の暴力』を読んでいたところが一番ウケました。2019/10/31

雪紫

52
「明らかに一番楽しんでるのは深水さんと黒幕の担当。」シェアハウス生活で起こる密室殺人。その犯人は投票で決めるという試み。だが解答編は(工夫してあるとはいえ)それぞれの真相より、それへのツッコミや多重解決への鬱憤が面白かった。利用されて悔しがってた人がいたけど、わたしも犯人にされた世界ではサイコパスだったというよりはずっと良いと思うよ。ある意味3人目の被害者の真相はちょっと溜飲が下がるくらい意外。なお、犯人予想は4位でした。1位はレッドへリングだと思ってたよ・・・。2019/10/27

ペーパーピーポー

51
ミステリー作品として真面目に読んじゃダメです。 読み手としての器の大きさが試される一冊じゃないでしょうか。2020/09/29

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