新潮文庫<br> ロケット・ササキ―ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正―(新潮文庫)

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新潮文庫
ロケット・ササキ―ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正―(新潮文庫)

  • 著者名:大西康之【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 新潮社(2019/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101012612

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内容説明

敗戦から高度成長期にかけて、デジタル産業の黎明期に、常に世界の最先端を突っ走ったスーパー・サラリーマンがいた。シャープの技術トップとして、トランジスタからLSI、液晶パネルと当時のハイテクを導入して苛烈な「電卓戦争」を勝ち抜き、電子立国・日本の礎を築いた佐々木正。インテル創業者が頼り、ジョブズが憧れ、孫正義を見出し、サムスンを救った「伝説の技術者」の痛快評伝。(解説・孫正義)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

87
リーダーの1冊 電子レンジの元になった技術が戦時中の殺人電波というのは初耳でした。わざわざ栄養をつけさせて実験台にする…心理的に怖いですね。電子レンジになった殺人電波…ずいぶん家庭的な殺人電波…。そういえばデトロイトのダニエルも家庭用アンドロイドでした。2020/03/07

マドロス

43
こんなすごい人のことをなぜ知らなかったのか。時代を作る人のまわりには時代を作る人が集まってくる。こんな人物、物語こそ、教科書にのせてほしい。「知る人ぞ知る」であってはいけないと思う。2019/05/03

to boy

32
シャープの技術者佐々木さんの評伝。電卓競争を勝ち抜くため、LSI,液晶、太陽電池などを誰もが使える民生品にして人類のために貢献。技術を独占しても会社が儲かるのは高々数年。個人や会社や国の儲けのためでなく人類の進歩を常に考えて行動した人生に感動。そしてその人脈の多さにも驚き。20世紀の電子技術の立役者です。2019/04/21

Daisuke Oyamada

18
孫正義関連の本を読むと、必ず出てくる「佐々木正」 孫正義が開発した電子翻訳機を買ってあげたとか、 銀行から融資を貰えなくて困っているときに、 「俺が保証するから融資しろ」と銀行に口利きしたとか、 エンジニアというよりは、経営者視線で語られているものが多かった。 しかし、本書は題名の通りまさに 「エンジニア・ササキ」を十分堪能することが出来ました。 世界的な電子産業の多くの・・・ https://190dai.com/2023/08/05/ロケット・ササキ-ジョブズが憧れた伝説のエンジ/2023/08/02

toshi

13
シャープの伝説のエンジニア佐々木正の伝記風小説。 この手の作品の常で、事実とフィクションの境は分からないけれど、面白く読めた。 私の中では、井深大、本田宗一郎、池田敏夫と並ぶエンジニアと言うことで、ある程度は知っていたけれど、他の3人に比べて圧倒的に情報量が少なかったので、この本で彼のことを詳しく知ることができて良かった。 佐々木のエンジニアとしての考えは、同じエンジニアのはしくれとして大いに共感できる。 それと、早川徳次もかなりの大人物だったんですね。。 (→続く)2019/05/13

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