内容説明
昨今、日本歴史界隈では関ヶ原合戦の実態を巡る議論が激しさを増している。その中心的存在である著者がこれまでの論点を整理、新たな視点から透徹することで実像に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
10
つい最近419回目の「その日」であった関ヶ原の合戦研究の最前線に立つ著者の新著である。『イエズス会』の記録を用いて、関ヶ原の合戦を研究しているわけであるが、一読した感想は「イエズス会士は随分政権中枢にまで入り込んでいたのだなあ」と妙な感想を抱いてしまった。また、世評の高い黒田如水は上方の状況が掴めず、どう動くか迷っていた事など「言われてみればそうだな」と、納得させられた。昨日も明日も定かならぬ、闇の中を命懸けで歩む武将たちの姿は、やはり趣深いものである。2019/09/20
onepei
5
前作の増補といってもよいか。 この本に限らず、この時代の研究はイエスズ会の記録を引用することも多いが、その信用性は?とたまに思う。当時の社会を考えれば、京都の公家の日記と情報の精粗は変わらないのかもしれないけど。2019/09/22
オルレアンの聖たぬき
2
ますます思う。軍記物は軍記物、事実は事実、切り離していかないと歴史がねじ曲げられる。昔の人の生き方が勝手に変えられてしまう。一次資料を読むことの大切さがよくわかる。2019/10/31
インテリ金ちゃん
1
関ケ原の全体像が覆されるのかと期待したが、部分的に留まりちょっと残念。勝者が歴史を書き換えてしまうのはいつの世も同じ...2019/12/14
カズ
0
小説ではなかったのは想定外だが、通説とは異なる関ヶ原の戦いを知ることができた2020/03/20
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