ちくま新書<br> 決定版 消費税のカラクリ

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ちくま新書
決定版 消費税のカラクリ

  • 著者名:斎藤貴男【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2019/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480436023

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内容説明

選挙のたびに、嘘をつかれている。膨れ上がる社会保障費の財源のためにというお題目で増税が繰り返されても社会保障はむしろ削減されてきた。そして、またさらなる増税が迫っている。軽減税率適用という“ニンジン”をぶら下げられたマスコミはダンマリを決め込んでいる。弱者の富を強者に移転することで格差を拡大する消費税のカラクリを明らかにしよう。

目次

序章 消費税増税議論の現在
第1章 消費税増税不可避論をめぐって
第2章 消費税は中小・零細企業や独立自営業を壊滅させる
第3章 消費者が知らない消費税の仕組み
第4章 消費税とワーキング・プア
第5章 消費税の歴史
第6章 消費税を上げるとどうなるか
終章 消費税増税「見返り」の甘い毒

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

63
消費税法第4条「国内において事業者が行つた資産の譲渡等及び特定仕入れには、この法律により、消費税を課する。」(途中省略)とある通り、消費税を負担するのは事業者であり、消費者ではありません。なのに、多くの消費者は、自分が消費税を払っていると錯覚しています。これが消費税に対する根本的な間違いであり、払ってもいないのに払っていると思うことで、益税などの誤解も生まれます。結局、消費税は輸出企業優遇の政策であり、逆進性が高いので税の公平性にも欠けます。欠陥だらけの税金ですが、考えた人たちの意見を聞いてみたいです。2024/06/28

ふん

3
中田敦彦さんのYouTube大学は「あっちゃんなかなか斬り込むね!」と受け取られているけど、これを読んでしまうと、あの動画はまだまだ甘すぎる。どこからどう考えても消費税は廃止しなければならない税制であるという結論しか出てこないです。いつか会社をやめて自分の好きなものを売るお店でもできたらなあ、なんて夢を見てしまうこともあるのですが、こんなにきついとは…。弱者が守られて、ささやかな自由を望める社会を描いてくれる人にこれからも投票します。2020/05/27

おやじだべさ

1
消費税はわれわれ一般消費者ばかりでなく、中小零細事業者にとってものすごく負担になっているということが分かった。それと税制がいかに大企業優先になっており、政府がウソをついているのかということも。  山本太郎氏に頑張ってもらいたい。2019/11/06

Miki Shimizu

1
ヤバい。しらんかった!これ、読んだ方がいいやつや!消費税って、私らが払うもんやと思ってたけど、違うんや! 消費税しかない!赤字やし、福祉のために!とかいうのは、ウソっぽいと思ってたけど、なんじゃこりゃー!やん!!みんな、騙されてるでー!読んだ方がいいわー!2019/07/19

工作魂

0
消費税、逆進性の子供から老人まで有無を云わさずむしり取り、非正規雇用の拡大、キャッシュレス化など広範囲に悪影響を生じさせ、財政の健全性などと一見正しそうな言葉を憲法に潜り込ませ、消費税と財源を結び付ける姑息なことを考えるインテリヤクザな政治屋、官僚、産業界は徹底的に撲滅させねば。2025/03/17

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