無料塾 ワクワクする学習の場――学習支援ボランティア活動の新提案

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無料塾 ワクワクする学習の場――学習支援ボランティア活動の新提案

  • 著者名:甲州無料塾ココロ(代表:西田隆男)【編著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 知玄舎(2019/09発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 175pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784910056036

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内容説明

6人に1人が貧困状態に置かれている格差社会日本における子どもの教育現場で、公平な学習環境を提供するために活動する学習支援ボランティア「無料塾」による教育の新しいあり方を提案する書。本書では、公の学校教育や民間の教育事業である塾や予備校などではできない学習支援の必要性や意義、学ぶ楽しさの体験、そして学びを通して世の中を見る目が変化していく教育内容の一端を紹介。現代日本における教育の盲点を埋める貴重な提案が読み取れる。無料塾とは、まさに無料で参加できる学習塾。この体制を支え維持するために集まった学習支援ボランティア(無償)には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)を定年退職した研究者、現役のCA、公認心理師、理科教育の専門家、高校や大学の講師、公務員……など。子どもがふだんの生活では親しく接したことがない魅力的な先生方が参加。「甲州無料塾ココロ」として活動してからは2年。学校やいわゆる塾とは異なる、学ぶこと本来の姿勢に立ち返った「ワクワクするような学習の場」を子どもたちと一体で体験しつつ、これからの人間教育を踏まえた画期的な取り組みの一端が本書で示されている。著者は、西田隆男(代表、公認心理師)、藪内志津子(自由の森学園中学高校非常勤講師)、伊藤賢典(東京電機大学理工学部非常勤教員)、西田みどり(文学博士、芝浦工業大学非常勤講師)。

目次

はじめに―― 「ワクワクする学びの場」を目指して
第1章 学習支援ボランティア事業の現状と課題──民間運営の無料塾から見えてきたこと
1.はじめに
2.学習支援ボランティア事業を支える二つの法律
3.学習支援ボランティア事業の現状
(1)自治体の教育委員会主催
(2)自治体が民間のNPO法人に委託
(3)民間が独自に運営
4.民間による「甲州無料塾ココロ」のケース
(1)甲府市の県立図書館交流ルーム教室
(2)山梨市の社会的養護施設・自立援助ホームLively朋教室
(3)埼玉県飯能市の中央地区行政センター
5.学習支援ボランティア事業の課題
コラム:「できること」「したいこと」に働きかける教育を
6.新しい学び方の必要
7.まとめ
コラム:「大切に育てられている」という感覚
第2章 豊かな生き方につながる英語学習──自立した学習者(Self Organized Learners)の育成に向けて
1.はじめに
2.言葉の力
3.言葉と文化
(1)映画
(2)ファンタジー
(3)絵本
コラム:マインドセットを変えれば、望んでいるような変化が訪れる
(4)歌
(5)モダンメディア
4.メッセージ
(1)「七世代先の子どもたちへ」
(2)「私の国には○○があります」
5.英語を学ぶことから
コラム:学校の「当たり前」は、本当に当たり前?
第3章 「自然から学ぶ」サイエンスの授業
1.はじめに
2.子ども達は、学校で何をどのように学ぶことが大切なのだろうか
3.理科を学ぶ授業から、自然を知り自然から学ぶサイエンスの授業へ
4.物理を学ぶ高校生の君へ「なぜ理科を学ぶのか」
5.理科を学ぶのではなく、理科を通して、自然を学ぶ
6.授業の記録:選択物理Beyond 僕らは、はどうやって地球に引っ張られているんだろう?
コラム:幸福な学びは人間関係から生まれる
7.高校生の授業感想
8.おわりに
コラム:子どもの貧困は人生での選択肢を狭める
第4章 論理的な考え方を身に付けるためのライティング技法
1.はじめに
2.帰納的推論法を活用して論理的に書く
◎帰納法の考え方
◎帰納的推論法で書かれた「幸運な発見を偶然にする方法」の構造分析
3.演繹的推論法を活用して論理的に書く
◎演繹法の考え方
◎演繹的推論法は接続語の連結で書くことができる
◎演繹的展開例文「労働人口減少と自動化技術」
コラム:子どもはみんなそれぞれ違う
4.帰納法と演繹法を合体して論理的文章を書く
◎長い文章を書くときは演繹的推論法と帰納的推論法の両方を使用する
◎演繹的推論法と帰納的推論法を合体した例文
5.まとめ
第5章 「メンタルトレーニング」講座──なぜ、「無料塾」でメンタルトレーニングなのか〈自主的な学習意欲を高めるために〉
はじめに
第1回 メンタルトレーニングの目的
《理論編》
《実践編》
◆効果を高める「フィードバック」技法
第2回 モチベーション(動機付け)を明確にする
・ゴール(目標)の設定―SMART(スマート)
《実践編》
コラム:信頼できる人に囲まれた安全な場が子どもを伸ばす
第3回 リラクセーション
◆技法:自律訓練法
第4回目 マインドフルネス技法
・マインドフルネス(mindfulness)とは
◆マインドフルネス技法のやり方
第5回 レジリエンス・トレーニング(1)
・レジリエンスとは
◆レジリエンス能力の原則と応用
第6回 レジリエンス・トレーニング(2)
◆7つのレジリエンス・スキル
コラム:不登校は教育システムの中の「炭鉱のカナリヤ」
第7回 アファメーション
(1)アファメーション(affirmation)とは
(2)3つの基本原則
(3)5段階のプロセス
(4)核(コア)となるセルフトークを考える
第8回 ブレインジム
(1)ブレインジム―教育キネシオロジー
(2)身体の3つの次元
(3)アクション・バランス―PACE(ペース)
(4)主なエクササイズ
第9回 東洋式自己整体
◆操体法(そうたいほう)
第10回 RAS(網様体賦活系)の活用
(1)RAS(ラス)の働き
(2)RASの特徴
(3)RASの活用法
(4)ネガティブ感情の対処法
コラム:自学自習する習慣
おわりに

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