内容説明
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なぜベートヴェン「田園」は穏やかな感興をもたらすのか。バッハの紡いだ旋律の根幹とはいかなるものか。日本のクラシック音楽評論の泰斗が、楽曲をより深く愉しむための「楽理」を詳らかにし、バロック以前から無調・多調音楽まで三七五もの名曲の譜例を採り、和声・リズム・旋律・対位法・形式・転調の真髄を説く。空前絶後の音楽理論書!-----------------------------------------本書は和声とか対位法とか音楽形式とかの寄せ集めではなく、一つの体系的な音楽理論であって、その中に和声や対位法や音楽形式、そしてさらに旋律とリズム編までも含んでいるのである。は、私が音楽史と音楽美学の研究から得た私自身のものである。──本書より-----------------------------------------【本書の内容】第1部 基礎の理論 第2部 和声の理論第3部 転調の理論第4部 リズムと旋律の理論第5部 対位法の理論第6部 形式の理論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひでお
4
この本をよむのは2回目で、最初はたしか10年くらい前だったでしょうか。音楽を専門に勉強したことはなくて、なんとかピアノ譜くらいは追いかけられる程度の私には、和声の話から先、ついていけなかったのです。そして今回もやっぱり和声の話から混乱してしまい、理解不足のまま終わってしまいました。またしばらくおいてから、チャレンジしてみたいところです。譜例が豊富なので、この本で勉強するときは実際にピアノなどの前に座って、音をだして確認してみるとわかりやすいかもしれません。2020/05/06
みかん
0
文字になっていないことを文字にすることに音楽理論の本質があるのだろうけど、実際の曲を聴いて効果を体感したり、友人と読み合わせをしたりして初めてついていけた(なお私は音楽理論のことは微塵も知らずピアノを弾いていた人間である)勉強不足を痛感した次第。2020/07/13