私はサラリーマンになるより、死刑囚になりたかった

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍

私はサラリーマンになるより、死刑囚になりたかった

  • ISBN:9784990844417

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

現代の組織の中で、臆病な駒で労働力を提供し、自由を諦めた動物にしかすぎない事を誇りにするサラリーマンに疑問を持った、金持ちのイケメン芸能人を激しく憎む三十代男性ニート(無職)の物語。大学卒業してから十数年たって友人が社会に適合し、夢を捨て、妻子も持ち、諦めた無力な駒になる中で駒になる事に最後まで抵抗し、真のイキガイを求め続けた彼の選択とは? 現代の日本型資本主義社会に虐げられた者が社会の矛盾点を容赦なくえぐり抜く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すい

44
主人公の『私』は37歳でニート。有名私立大学を卒業後、就職したが、そこで上司を殴ってクビになったのだ。 日がな一日家で過ごし、母親に甘え、真のイキガイについて考えている。そんな彼が最終的に選んだ道は・・・・・・。私ならどんなにつまらなくても殺人犯よりOLを選ぶし、とんでもないような性格の悪い人が近くに居ようと、それも個性だと(仕方なく)尊重する。結局、この主人公とは相容れない自分に、読後ホッとしたのだが、こんな人、最近は特に多いのかもしれない。怖いな。2017/12/01

だまし売りNo

0
悪いことに主人公は「酒で満足できなければ、薬物」というルートも見据えている。それは「便所の底の底、つまり下水管の糞だめへと転落する事になる」と理解しているが(99頁)、危険ドラッグ(合法ドラッグ)を否定しきれない弱さも持っている。2018/02/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11528547
  • ご注意事項