私はサラリーマンになるより、死刑囚になりたかった

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私はサラリーマンになるより、死刑囚になりたかった

  • 著者名:松本博逝【著】
  • 価格 ¥1,567(本体¥1,425)
  • ロックウィット出版(2019/09発売)
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  • ISBN:9784990844417

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内容説明

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現代の組織の中で、臆病な駒で労働力を提供し、自由を諦めた動物にしかすぎない事を誇りにするサラリーマンに疑問を持った、金持ちのイケメン芸能人を激しく憎む三十代男性ニート(無職)の物語。大学卒業してから十数年たって友人が社会に適合し、夢を捨て、妻子も持ち、諦めた無力な駒になる中で駒になる事に最後まで抵抗し、真のイキガイを求め続けた彼の選択とは? 現代の日本型資本主義社会に虐げられた者が社会の矛盾点を容赦なくえぐり抜く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

すい

44
主人公の『私』は37歳でニート。有名私立大学を卒業後、就職したが、そこで上司を殴ってクビになったのだ。 日がな一日家で過ごし、母親に甘え、真のイキガイについて考えている。そんな彼が最終的に選んだ道は・・・・・・。私ならどんなにつまらなくても殺人犯よりOLを選ぶし、とんでもないような性格の悪い人が近くに居ようと、それも個性だと(仕方なく)尊重する。結局、この主人公とは相容れない自分に、読後ホッとしたのだが、こんな人、最近は特に多いのかもしれない。怖いな。2017/12/01

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