内容説明
「あなたの知らない」東京の本当の姿を、お教えしましょう。
古くは縄文時代、その後も各時代ごとにいろいろな秘密があります。
しかも、その多くは現在の東京に深く関わっているのです。
縄文時代の東京や、平安時代の東京が、
いまも私たちの知っている東京にちゃんとあるのです。
あるものはわくわくする魅力的な秘密であり、
またあるものは身も凍るような恐ろしい秘密です。
ミステリー物語やホラー物語のように、どうぞ楽しんでください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
52
東京の街を縄文から現代の1万年の秘密を解き明かし目からウロコ。風水が関係していたとの主張。家康が江戸の水路を螺旋型に作ったのは富士山からの気の流れを取り込むため。江戸には富士見坂が数十か所あった。螺旋とはそもそも対数螺旋に伏在する黄金比にも関係し、古来から万物の原理たり得た。また家光が日光東照宮を豪華に創建したが久能山東照宮とを直線で結んだ線上に富士山頂がある。久能山から西に100km同じ緯度上に岡崎城がある。これも風水や陰陽道に基づく根拠だと。ふむ、東京に住む人は読んでおいて損はないですよ~。2019/06/08
ミエル
20
東京を風水や神道の視点でレクチャーしたガイドブックのような1冊。江戸以前から開拓、繁栄まで、その成り立ちから地理、歴史をまるっと収めた良書。これは翻訳して世界に売り出すべき、国外需要が高いと思うんだけど、どうだろう。オカルトや都市伝説好きには物足りない考察が多いしね。個人的には、ジョサイア・コンドルの建造物が龍穴を見定めて建てられた説にワクワク。暁斎と縁が深いと言うのも初耳、それなら最初からジョサイア・コンドルの伝記でも読めばよかったんでは?と、ふと感想を書きながら気がついたけど後悔してはいない。2021/05/10
kk
19
図書館本。歴史の襞に隠されているような、江戸・東京の歩みに纏わる民俗的・宗教的なエピソードを紹介。この手のお話が好きな人にとっては、あまりビックリするようなネタはないかもしれませんが、そこはそれ、國學院出身で神職を携わっておられるらしい方がお書きになってるだけのことはあり、神道や風水についてのご知見の深さなどをところどころ垣間見るような気もします。極めて平易な語り口であり、議論もお世辞にも実証的とは言えないものの、単なるトンデモ本っていうわけでもないような…2023/06/04
Tenouji
11
東京を風水の観点から解説。時の権力者は、そんなにも風水を気にしているのか。2019/04/29