内容説明
家族の愛情に満たされ、人生への挑戦はつづく。
前著「再生紙」から三年。九州随一の川柳結社・川柳噴煙吟社の幹部として活躍する著者の古希記念に編まれた待望の第3句集。47年間の仕事人生を終え充実した定年後の日々、闘病に負けずリハビリを続ける車椅子生活、世相をズバリ斬った時事川柳などが心地よい17音のリズムで赤裸々に綴られている。
「愛いよいよ満ちる」「日々の感謝」「挑戦は続く」「時の流れを詠む」「列島揺れる~大津波」の5章構成。
《年金で買ってあげるよランドセル》
《じいちゃんを画くふさふさの髪にして》
《父の日はビール一本あればいい》
《もう師走うれしいニュースないですか》
《福耳の効き目がやっと出た余生》
《車椅子うまくなったとほめられる》
《9回裏ツーアウトから勝ちに行く》
目次
はじめに
第一章 愛いよいよ満ちる
第二章 日々の感謝
第三章 挑戦は続く
第四章 時の流れを詠む
第五章 列島揺れる~大津波
あとがき