- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
父・信秀時代、家督相続から本能寺の変まで、激動の戦国を駆け抜けた織田家臣団を地域別に徹底分析。羽柴秀吉・柴田勝家・明智光秀・荒木村重……天下統一を目指した組織の実態に迫る! 家系図多数掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
48
書名から想像していたものと違った読後感。名前の表記は氏・官名・諱で、著者のこだわりを感じる。系図の史料だけでなく、現代の関連本も参照しているのはよいのだが、織田一族に関わる主だった武将の解説に、著者の考えがあまり見えてこなかった。まして、血筋を良く見せるための偽系図が作られている例も多い。できれば現時点で確定している知見だけでまとめてほしかった。2023/04/30
niwanoagata
19
非常に面白い 読む前は著者を知らず、経歴を見て多少警戒していたため驚きがすごかった。 織田の家臣団を出身地域別に、勝幡譜代、古渡・末盛譜代、那古野譜代、その他清須譜代、外様に分けて検証した本。 徳川家の譜代の家臣は岡崎譜代とか安城譜代とか分かれるのでそんな感じか。 内容は家譜類を多用し、谷口、和田(たまに横山)の本にも随所に賛否をいれたもので、しっかり検証されていて非常に良かった。 個人的には那古野譜代まではその先祖などにも言及していて特に良かった。清須以降は先祖などは不明が多いため、通説を並べた感じ。2020/04/29
ようはん
17
同じ織田家の重臣でも信秀が信長に那古野を譲った後に信秀の元で台頭した末森・古渡系譜代筆頭の柴田勝家、小身から信長により抜擢された那古野譜代の丹羽長秀、鎌倉時代以来の尾張の有力国人の流れを汲む佐久間信盛とそれぞれの立ち位置の違いがあったり意外な縁戚関係があったりと興味深い。2022/07/11
田中峰和
6
家臣団よりやはり気になるのは織田家の系図。例のスケートタレント織田信成は信長の子孫を名乗っているが本当なのか。信成の父親が公表した家系図によれば、初代を信長の七男織田信高としている。そこから九代の信真までを掲げ、そのあと4代分も省略。祖父を14代として現当主信治を16代にしている。なぜ信真まで掲げているのか。理由は図書館などで調べればたどり着けるからだ。著者は全く信用していない。信長の不肖の息子信雄の読み方はどうか。「のぶたか」と読む作家が多いが、実は「のぶお」らしい。ほとんどの作家は間違っているようだ。2020/02/03
onepei
4
織田一族だけでもけっこういるなあ。 子孫も追っかけているのが興味深い。2019/11/22