内容説明
大人気、東海林さだお先生が教える抱腹絶倒 ヒマつぶしの作法!
人生なんて長い長い暇つぶし
毎日楽しく、愉快に、元気に
それで十分いーじゃないか
ショージ先生が教える抱腹絶倒のヒマつぶし!
安くて早くておいしいヒマつぶしの作法、教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
56
安定のショージくん。いやいや安定なんて言ったらいけない、エッセイ殿堂入り御仁です。もう、何もないところから書くエッセイのお手本ですね。以下メモ。どうしようもないものを大事にすれば世の中が面白くなる。ルンバの物語を妄想するひまつぶし。ハトバスツアーに身を委ね、同コースの別バスと張り合い、自由時間の立ち飲み屋で飲むのが一番楽しい、とか。ビールとつまみを買って釣り堀なんて人生の勝利じゃない。自分の不得意なことをやるのが一番面白い。2023/08/26
かずぼう
36
マンガ感覚で、まあ読みやすい。「温泉一泊作法」、良いとこ突いてるな、あるある!の連続。一泊温泉の醍醐味は、朝風呂からの朝ビール、いや〜温泉旅行に行きたくなった。2023/09/14
ちさと
29
著者の作家活動60年記念として、過去の作品から「暇つぶし」のテーマに沿ったものを選出した短編エッセイ集。70年代に書かれたものは、物価も風俗も今とはだいぶ違っていてノスタルジーを感じる。床屋さんで粉だらけにされて自身のことを「コロモ」と呼んで話が進んだり、ストリップ劇場にいるおっさんたちを「生物学的な学究心があるのだから陛下と同じ趣味を持つやんごとなき方々」と呼んだり、とにかく比喩とワードセンスが抜群にうまい。いとうせいこうとの対談はイマイチだったけど、あとは全部面白かった。2025/09/30
mawaji
11
ひまつぶしに入った東京堂書店で購入。「お肉というものの概念は『カレーライスの中の豚肉が原点』」というのは昭和のおじさん(おじいさん?)たちの共通認識ではなかろうか。 ローストビーフ、けっこう気軽に作れるような気がしてきました。抽送などよけいなことはしなくて、各穴に挿入し、溢れるぐらいに注入をくり返すのね、フムフム。70年代のエッセイはショージ君もまだ若々しい感じでそれがちょっと新鮮に感じられました。寅さんみたいな宿はまだ健在なようですが、二階の襖を開けて「オーイ、オバチャン、お銚子二本」はもう無理みたい。2019/11/23
kikupika
10
東海林さだおといえば、ずいぶん昔に丸かじりシリーズを読んだっきり。作家生活60周年だというので、今年カンレキな私は読んでみることに…。でもオジサン特有(?)の寒い感覚にはヤレヤレと思うことしきり。まあ人生はある意味ヒマつぶし。だから、何となく面白そうなこと、スマートじゃないこと、微妙に外したこと、役に立たなさそうなことを、面白がってやることは大賛成。そのはずし具合や面白がるポイントは人それぞれ。年取ってくると妙にこだわりあったりするからね。2021/07/26
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